陸上競技は中学から始めた。
高校の陸上部の先生は、
中学の陸上部の先生の先生。
そして、、、
高校の陸上部の先生の先生は、
あの小出監督。
本日、
小出監督が亡くなった。
お会いすることはなかったけど、
小出監督が伝えてきてくれたことはなんとなく感じる。
自分⇒親⇒じいちゃん達⇒ひいじいちゃん達⇒・・・
血は繋がってるし、
会ったことなくても、どこか意志みたいなのは薄っすら繋がってると思ってる。
中学から高校に進学した時、
ボリュームは違えど、中高の2人の先生の練習メニューは非常に似ていた。
小出監督のエッセンス的なものが入っていると思った。
そして、小出監督から始まる、
陸上界のネットワークが本当に温かった。
先生同士が教え子同士だったり、
さらにその教え子同士だったり、
競技場や試合会場を歩く先生に多くの他校の先生が挨拶をしていた。
不思議な光景だった。
元同じ部活の友達同士が指導者となり、
自分の生徒のことを楽しそうに話している。
合同練習や合同合宿もしていた。
村的な狭いコミュニティになりがちな学校の部活において、
中学の頃から、相当広い世界を見せてもらった。
その全ては小出監督から始まったと思ってる。
テレビや先生の話で聞く小出監督は、
真っ直ぐな豪快な人のイメージがある。
心よりご冥福をお祈りします。
ありがとうございました。
小出義雄さん Qちゃん金は「マラソンの神様がご褒美くれた」シドニー五輪の小出節
(一部抜粋)
さりげない言葉の中に深みと重みを感じさせる小出義雄監督の感銘深い名言の1つが、
「ほかの人と比較するんじゃないよ」
「いつでも自分が今より強くなることだけを考えなさい」です。
人と自分を比較して焦るのも、優越感にひたるのも、両方マイナスということなのでしょう。
また、「人は10人いたら10人の進み具合がある」という名言は、
まさに小出義雄監督の指導法の極意と言え、
練習も、個々の性格に合わせてアドバイスしているそうです。
「学校の先生は子供たちに夢を与えられたら合格だよね」
との名言は、
少年時代に担任の先生から夢を与えられて「かけっこ」を始めたという
小出義雄監督自身の体験に基づいたもの。
夢を与えることが、教育者の重要な役目という主張です。
「毎日こうなりたい、ああなりたいという強い思いがあるとそこへ近づくんです」という言葉は
「引き寄せの法則」を思わせますが、
この言葉も自身の体験から生まれた名言。
さらに自身が育成し、大成した有森裕子と高橋尚子を念頭に置いて語った名言に
「勧誘した子は強くならなかった。一銭もかけなかったのが強くなっている」
があります。
「要するに志の差ですよ」とは、
走ることへの情熱や志の高さの大切さを物語る名言です。