天皇杯ベスト8の鹿島戦に0-1で敗れ、今シーズンの全日程を終了したヴァンフォーレ。
J2 9位と昇格とは程遠い不甲斐ない形でフィニッシュしたシーズンであった。
しかし、天皇杯とルヴァン杯ではJ1でもまだまだ十分通用するチームであることを証明してくれたシーズンでもあった。
今回は、そんな上野ヴァンフォーレの今シーズンを振り返ると共に来シーズンに向けての私なりの考えを述べたいと思う。
まず、今シーズンは前シーズンから率いていた吉田達磨監督が続投し今シーズンも率いる形となった。
しかし、吉田監督の采配は迷走し、2勝5分4敗と昇格とは程遠い成績となり第11節のジェフ千葉戦後に解任が発表された。
その後、就任したのが上野展裕監督だ。
上野監督が就任し、最初の5試合は上野監督持ち前のハイプレス戦術で4勝1分16ゴールと
1試合平均3ゴールという圧倒的な攻撃力でJ2クラブをを圧倒した。
しかし、この最初の5試合を終えた後から徐々に上野監督のハイプレス戦術の弱みを突かれるようになる。
上野監督のハイプレス戦術は相手のCBがボールを保持しビルドアップをしているてき、ボランチが相手のボランチ付近まで出て行く。また、両WBも相手のSBの位置まで出て行きプレスをかける。
これにより相手のビルドアップを許さず、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターからゴールを量産した。
しかし、この戦術がハマったのも最初だけであった。
このハイプレス戦術には大きな弱点があった。
その弱点は2つある。
まず1つはボランチ、WBが高い位置を取ることによって生まれた広大なスペースだ。
当然ながらボランチとWBが高い位置を取ればそれに合わせて3枚ねCBもラインを高く押し上げることとなる。
甲府のハイプレス戦術は研究され、3枚のCBの裏にある広大なスペースを徹底して狙われた。
これにより本来WBがケアするサイドのスペースにCBの両側の戦術が引っ張り出され数的不利で相手の攻撃に対応することとなる。
数的不利での対応を余儀なくされれば、失点する確率が高まるのは当然のことだ。
2つ目は体力の消耗だ。
リーグ屈指の過密日程をこなさなければならなかったチームがハイプレス戦術を90分間夏の暑さの中で毎試合繰り返すのは無理があったことは間違いないはずだ。
また、上野監督は吉田前監督とは異なりターンオーバーをしなかった。
これにより選手が疲弊し、ハイプレス戦術が機能しなくなったのだ。
そんな中、上野監督が守備での戦術をリトリートへと切り替える。
J1時代から甲府が培ってきた5-4-1のブロックを構築して相手の攻撃を待ち構える戦術だ。
これにより、ラインが下がり得点数は減少したものの、甲府の守備は大幅に改善される。
ラスト11試合は6勝3分2敗、6失点とまずまずな成績でシーズンを終えた。
しかし、守備に人数をかけたぶん、上野監督持ち前の人数をかけた迫力ある攻撃は消えかけた。
得点シーンはカウンターからバホスが裏へ抜け出して生まれたものが多く、攻撃のバリエーションは少なかった。
やはり守備時に最終ラインに5枚人を置く分攻撃の厚みがなくなるのは仕方のないことだった。
そのため、私は攻撃に厚みを出すためには最終ラインを4枚にするべきであると考える。
今のヴァンフォーレであれば最終ラインを4枚にしても十分守れるだけの守備力はあるはずだ。
そこで、私が考えるシステムがこれだ。
(先に言っておくが、来シーズンの移籍動向はまだ分からないため、全ての選手が残留すると仮定して考えた。また、怪我などは考えずにメンバー選考した。)

システムは4-2-3-1だ。
最終ラインを4枚にし、中盤の両サイドには攻守に走れて縦に速い高野と道渕、トップ下には司令塔小塚を置く。CFは裏を狙え決定力のあるバホスを置いた。
狙いは甲府の強みであるリトリートからのカウンターだ。
守備時はこのように4-4-2のブロックを構築し、最前線のバホスと小塚がパスコースを限定しながら相手の攻撃を待ち構える。

もちろん、引いて待ち構えるだけではなく奪えると思った瞬間は全員で連動し、プレスをかけてショートカウンターを狙う。
その時に重要となるのは両サイドハーフだ。
高野と道渕をサイトバーフに選んだのは守備力が高く攻撃時に相手の裏のスペースへスプリントする能力が高いためだ。
また、小塚はシャドーの位置で起用されていたときは、守備時に5-4-1のサイトバーフの位置まで降りてきて守備をしなければならないため負担が大きかったが、トップ下であれば守備での負担を減らせるため、小塚の攻撃での能力の高さをさらに発揮しやすくなるはずだ。
このように堅いブロックを構築し、相手からボール奪取してから、中央の司令塔小塚を中心にバホス・高野・道渕が裏へと走り、カウンターを狙うのだ。
もちろんカウンターが軸ではあるが、人数をかけたポゼッションも可能なシステム・メンバーである。
このシステムであれば、今までの甲府の強みと上野監督の強みをハイブリッドさせることが可能ではないかと考える。
私が考える戦術はざっくりとこのような感じだが、実際に上野監督がこのシステムを採用する可能性は限りなく低いだろう。
また、シーズン上野監督が甲府を指揮するのかもまだ分からない。
いずれにせよ、来シーズンも今まで培ってきたものを無駄にしないサッカーをしてほしいと期待している。
そうすればおのずと昇格の道は拓けるだろう。
ヴァンフォーレは間違いなくその力があるクラブなのだから。
J2 9位と昇格とは程遠い不甲斐ない形でフィニッシュしたシーズンであった。
しかし、天皇杯とルヴァン杯ではJ1でもまだまだ十分通用するチームであることを証明してくれたシーズンでもあった。
今回は、そんな上野ヴァンフォーレの今シーズンを振り返ると共に来シーズンに向けての私なりの考えを述べたいと思う。
まず、今シーズンは前シーズンから率いていた吉田達磨監督が続投し今シーズンも率いる形となった。
しかし、吉田監督の采配は迷走し、2勝5分4敗と昇格とは程遠い成績となり第11節のジェフ千葉戦後に解任が発表された。
その後、就任したのが上野展裕監督だ。
上野監督が就任し、最初の5試合は上野監督持ち前のハイプレス戦術で4勝1分16ゴールと
1試合平均3ゴールという圧倒的な攻撃力でJ2クラブをを圧倒した。
しかし、この最初の5試合を終えた後から徐々に上野監督のハイプレス戦術の弱みを突かれるようになる。
上野監督のハイプレス戦術は相手のCBがボールを保持しビルドアップをしているてき、ボランチが相手のボランチ付近まで出て行く。また、両WBも相手のSBの位置まで出て行きプレスをかける。
これにより相手のビルドアップを許さず、高い位置でボールを奪い、ショートカウンターからゴールを量産した。
しかし、この戦術がハマったのも最初だけであった。
このハイプレス戦術には大きな弱点があった。
その弱点は2つある。
まず1つはボランチ、WBが高い位置を取ることによって生まれた広大なスペースだ。
当然ながらボランチとWBが高い位置を取ればそれに合わせて3枚ねCBもラインを高く押し上げることとなる。
甲府のハイプレス戦術は研究され、3枚のCBの裏にある広大なスペースを徹底して狙われた。
これにより本来WBがケアするサイドのスペースにCBの両側の戦術が引っ張り出され数的不利で相手の攻撃に対応することとなる。
数的不利での対応を余儀なくされれば、失点する確率が高まるのは当然のことだ。
2つ目は体力の消耗だ。
リーグ屈指の過密日程をこなさなければならなかったチームがハイプレス戦術を90分間夏の暑さの中で毎試合繰り返すのは無理があったことは間違いないはずだ。
また、上野監督は吉田前監督とは異なりターンオーバーをしなかった。
これにより選手が疲弊し、ハイプレス戦術が機能しなくなったのだ。
そんな中、上野監督が守備での戦術をリトリートへと切り替える。
J1時代から甲府が培ってきた5-4-1のブロックを構築して相手の攻撃を待ち構える戦術だ。
これにより、ラインが下がり得点数は減少したものの、甲府の守備は大幅に改善される。
ラスト11試合は6勝3分2敗、6失点とまずまずな成績でシーズンを終えた。
しかし、守備に人数をかけたぶん、上野監督持ち前の人数をかけた迫力ある攻撃は消えかけた。
得点シーンはカウンターからバホスが裏へ抜け出して生まれたものが多く、攻撃のバリエーションは少なかった。
やはり守備時に最終ラインに5枚人を置く分攻撃の厚みがなくなるのは仕方のないことだった。
そのため、私は攻撃に厚みを出すためには最終ラインを4枚にするべきであると考える。
今のヴァンフォーレであれば最終ラインを4枚にしても十分守れるだけの守備力はあるはずだ。
そこで、私が考えるシステムがこれだ。
(先に言っておくが、来シーズンの移籍動向はまだ分からないため、全ての選手が残留すると仮定して考えた。また、怪我などは考えずにメンバー選考した。)

システムは4-2-3-1だ。
最終ラインを4枚にし、中盤の両サイドには攻守に走れて縦に速い高野と道渕、トップ下には司令塔小塚を置く。CFは裏を狙え決定力のあるバホスを置いた。
狙いは甲府の強みであるリトリートからのカウンターだ。
守備時はこのように4-4-2のブロックを構築し、最前線のバホスと小塚がパスコースを限定しながら相手の攻撃を待ち構える。

もちろん、引いて待ち構えるだけではなく奪えると思った瞬間は全員で連動し、プレスをかけてショートカウンターを狙う。
その時に重要となるのは両サイドハーフだ。
高野と道渕をサイトバーフに選んだのは守備力が高く攻撃時に相手の裏のスペースへスプリントする能力が高いためだ。
また、小塚はシャドーの位置で起用されていたときは、守備時に5-4-1のサイトバーフの位置まで降りてきて守備をしなければならないため負担が大きかったが、トップ下であれば守備での負担を減らせるため、小塚の攻撃での能力の高さをさらに発揮しやすくなるはずだ。
このように堅いブロックを構築し、相手からボール奪取してから、中央の司令塔小塚を中心にバホス・高野・道渕が裏へと走り、カウンターを狙うのだ。
もちろんカウンターが軸ではあるが、人数をかけたポゼッションも可能なシステム・メンバーである。
このシステムであれば、今までの甲府の強みと上野監督の強みをハイブリッドさせることが可能ではないかと考える。
私が考える戦術はざっくりとこのような感じだが、実際に上野監督がこのシステムを採用する可能性は限りなく低いだろう。
また、シーズン上野監督が甲府を指揮するのかもまだ分からない。
いずれにせよ、来シーズンも今まで培ってきたものを無駄にしないサッカーをしてほしいと期待している。
そうすればおのずと昇格の道は拓けるだろう。
ヴァンフォーレは間違いなくその力があるクラブなのだから。