当たり前ですが、人間も牛も個々に舌はひとつだけ。
二枚舌は今のところ聞いた事がありません。
そして牛一頭に対する他の食肉量は相当なもの。
しかも人気部位。
早い話、牛一頭が消費されてはじめてタン一頭分が確保できる感じ。
こと焼肉屋では、部位別でタンが圧倒的に数多く出ます。
そんな風に対比させてみて、それだけでいかにタンが希少であるかが分かります。
だからこそ、巷の焼肉屋、当店も含めて、輸入タンに頼らざるを得ない。
そうしなければ、お客様のニーズにはとてもじゃないけれど応えられません。
ご存知とは思いますが、アメリカをはじめほとんどの国では、タンを食す文化ががない。
だから余り気味になり、豊富に様々な国のタンが出回っています。
そんな中、当店はアメリカ産に拘っています。
なぜかと申しますと、大豆やとうもろこしなどの栄養豊かな穀物類を与えて育てる『グレインフェッド』と呼ばれる飼育法により、他の餌を食べた牛よりも脂質が多くやわらかで美味しいお肉が提供できるからです。
ただ、和牛タンになるとここに来て、品薄状態でさらに入手困難に。
これまで焼肉竹では和牛タンを切らしたことがありませんでした。
しかし、どう足掻いても、業者さんに泣きついても、ない袖は振れない。
せいぜい現状、週に2、3頭分が精いっぱい、限界のようです。
そんな和牛タンをはじめ内臓類が入荷するのは金曜日か土曜日。
しかし、3本くらい、その週末ですぐに売り切れちゃいます💦
したがって週明け、平日はアメリカ産牛タンに頼らざる得ません。
ですから和牛タンを食べたい方は、(電話確認がベスト)
週末を狙ってみてください。
それにしても業界事情、「タンは口ほどにものを言う」……、ちょっと違ったかな😅