昔々、昭和の時代は焼肉といえばカルビ、カルビこそがキングでありました。


時は流れ、平成時代に君臨したのは、焼肉はタレが勝負という常識を覆す、塩とレモンで食すタンでした。


これは確か、煙で悶々、小汚い焼肉屋のイメージをテーブルに飾る花や赤い絨毯、フォーマルで高度な接待とサービスで払拭した関東の超名店、叙々苑さんの新井泰道前社長の才能と努力の賜物だと認識しています。


それを端緒に何でも塩で食べるという誰もが一大ムーブに突入❗️


さらに時代は進み、いつのまにか気づくと、ハラミが台頭してきました。

昔は冷蔵庫で劣化するしかないほど不人気だったその肉(内臓)。

誰もが予想もしなかったのではないでしょうか❓


さてさて、次なるキング・オブ・ヤキニクは何が頭角を現してくるのでしょうか⁉️


非常に楽しみです。


巷で囁かれるのは、肉ではないのですが、そろそろ塩焼きに飽きてきて、タレ焼きが蘇るのではないかと。

麻薬、魔薬的な吸引力を持つ、店それぞれの個性を表現していた、本来焼肉屋の武器であるタレ。

タレを揉み込んだ肉は、その潜在力をより引き出せるものであります。


ちなみに次に花咲くのは、すでに芽吹き始めているブリスケではないかと個人的には予想しております。

前バラ、カルビの一部です。


焼肉物語はいよいよ佳境を迎えようとしています。