お客様、いつもありがとうございます。

珍しく、商いっぽい言葉で始めましたが、今朝、いつも送られてくるメールにそれこそ良い言の葉を見つけました。

「資本主義」を文字って「志本主義」。

時代を嗜めるかのような新型コロナウイルスの早急の終息を願いつつ、これからの時代を示唆する、いえ、以前から心ある方々は実践していたであろう胸に白い影ではなく、透き通る空に真の意味での青雲の志を抱きたいと思えました。

多くの方々に喜んでいただける美味しい焼肉料理を提供、大袈裟に少し格好つけて言いますと、捧げ続けること、それだけが課せられた使命に違いありません。

そんな思いで今回ご紹介するのがフィレロース。

関東ではヒレ、関西ではヘレなどと呼ばれていますが、私はなぜかフィレという微妙に異なる響きが好きです(笑)!




全長だいたい60センチ前後。

右側からカットしていきますね。



赤身が強く、脂ではなく肉本来の旨味を愉しめるテート(3580/400g)という部位から始まります。

テートの上側部分が次第に広がり、コザシがより繊細に細かくなってきたところが、希少なシャトーブリアン(4580/120g)の範囲となります。



シャトーは本当に少ししか取れず、全体に対して1/7くらいでしょうか?
とても貴重で高価なのがお分かりいただけますでしょうか?

ここを安く提供するのを売にりする店(当店も少し前までそうでした)もありますが、今はそれでは命を頂戴した牛にも、厳しい経済状況の中それでも良い個体をと、日夜奮闘されている生産者や業者さんにも申し訳ないと思い始めました。

末端が高単価を掲げ、利益をあげなければ、誰がそれらを支えることができるのか。
自店の値上げばかりではなく、仕入れ値を上げることを目指さなければ、この業界の将来は危うく貧弱にしかならないと思います。



そしてその後にフィレが続きます。


尻尾の方、トゥルネド。

実は真ん中ではなく、先端に行くほど脂が乗って来るのです。

したがって、脂の甘味を堪能するならこの辺りの肉です。


最後は最後尾のミニヨン。

まるで韓国の女優の名前のように、響きがこれまた良いですね。

サーロイン並の霜降りです。

これはA5だからこそで、それ以下だとこんなに脂っぽくはありません。

A4以下の方が好みの赤身好きの方もいらっしゃるはずです。



以上がフィレ5大部位から成る全体像です。

そして、これら全てを味わえてバリュー価格でのご提供が、人気上昇中のセット「宝」(11980/400g)です。

(お友達の明希ちゃんの写真をお借りしました)

どうぞお試しを。