焼肉竹の存在理由

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全責任は店長が負う。

常に最高の料理と最大のおもてなしでお客様を迎え入れる。

言うは易し、行うは難しですが、高校生を主力にした当店のスタッフたち。
それがどんなに難しく、遥か彼方に佇んでいることか。
教育不足、マニュアルの欠落は周知の事実。
お客様の声もネットなどで見知っています。

それらが皆無なのではありませんが、最重要視はしていないのかも知れません。

最たる原因の実力のない店長である私が伝えたいのは、働くことの醍醐味、実体験。
届けたいのは彼らの未来の姿への糧。

そんな話を珍しく同席した月一の税理士との懇談でしていました。

「彼らにそこまでは求められない。自分の今はもとより、自分があの子たちの年齢の頃、あそこまでできていたかと問うと、心もとない記憶しかないし」

「私自身、この仕事へのやりがいを感じたのもつい最近のこと」

そんなことなどを私が言ってると、まだ30代の税理士が訊きました。

「それは何がきっかけで」

「一つは、ある母娘が店に食べに来てくださり、食事を終えて帰り間際に、そのお母さんが厨房の私に涙を流しながら『本当に美味しかったです』と感謝の言葉をかけて頂いてから。そのお母さん、重い病気をされて退院したばかりで、きっと久々に外食されたのだったと思うけれど、その数ヶ月後に亡くなられたことを後で娘さんから聞いたわけ。たった一度の食事にも、病と闘っておられる最中の人に、たとえひと時でも幸福を感じてもらえることができる。力を与えることができる。それまでは正直、誇りに思えてはいなかったこの仕事をはじめて、やりがいのある仕事だと思えるようになった」

そう私は答えました。
その時の体の深部から込み上げて来た感動が、人に喜んでもらえることが自分の幸福につながることだと教えてくれたのです。

それを皆に伝えたい。

そうしてそんな喜びのエナジーがまた、お客様に伝播し、心地よい循環となって全体に行き渡った時に、お客様とスタッフ、それを担う店長を含めた焼肉竹という店が存続する意義が見出せるのだと確信するのです。

さて今夜はおそらく、今月1番忙しい日になる見込みです。
スタート前から既に予約で満席。
FBで連絡を取り合いながら空き待ちまでしてくださっている遠方のお客様もおられる。

持てる力をフルに奮い立たせて、今夜もベストを尽くすのみです。

誰になんて言われようが、どんな時にも、何があろうが、どこまでも信じ続けるスタッフと共に。

感謝しているすべてに捧げる思いを最後に記しつつ。

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今回のロース