すっかり春めいた日が続いて余は満足じゃ。
というわけで今日は“雑誌”をペラペラと眺めながら平成の雰囲気を振り返ってみる事にします。
今回ページを捲る雑誌はこちら。
92年発売の『フライデー ザ・プロレスBIG SPECIAL』
唐突にプロレスです。
週プロ・ゴングに行かずちょっと捻ってこの本をチョイス。
私、ひねくれ者なんです。
さて取り敢えず目の付く場所にあったってだけの理由でのチョイスですが、果たしてどんな内容となっているのでございますでしょうか。
いきなり武藤敬二
巻頭が武藤のカラーグラビアって・・・やるじゃないかFRI!
いつの時代もスターな男武藤さん。表情も豊かですね。(ちなみに巻末はプラム麻里子のセクシーグラビア)
もし武藤主演の映画「光る女」をまだ見ていない人は是非!令和の内に見ておいた方がいい作品です。
ページを捲ると・・・
人気女子プロレスラー同士の対談。
巻頭の対談企画で全女以外の選手だと!?90年代を表している事象の1つですね。
この雑誌が発売された92年にC鈴木の所属するJWPや風間のLLPWが旗揚げ。
工藤めぐみは濃いキャラが集うFMW女子部所属。
人数は少ないながら大仁田の下、独自路線で黄金時代を作って行きます。
女子プロレス界に爆発的な人気をもたらした“対抗戦”の流れを作ったのはこの団体。
もちろん老舗・全日本女子プロレスも元気元気。
ブル・北斗・アジャ・豊田・W井上・・・・・・
世間への発信力は抜群。テレビ番組にも結構頻繁に選手が出演していたイメージです。
第3次女子プロレスブームを牽引したのは全日本女子で間違いないでしょう。
とにかく90年~の激動期は本当に“女子プロ”が熱かったのである!
もくじ
う~ん、楽しいぞ。
92年といえば、
大仁田のデスマッチ路線が完全に軌道に乗った頃でもあります。
まさに「火傷不可避!」って感じの1枚。
やればやるほどファンの期待値が上がっていくのでホント大変だったでしょうね。
でもまさかここから国会議員へ登り詰めていくとは・・・
いやはや人生何が起こるかわからない。
ちなみに何度引退試合を行ってもいまだに後楽園を満員にできるのは素直に凄い!「涙のカリスマ」は今でもカリスマなんですね
年末発売のこの雑誌。
もちろん1.4へ向けたこんな記事もあります。
93年の1.4東京ドーム大会へ向けた2人の貴重なインタビュー記事。
WARの看板を背負った天龍が新日本リングで見せた物とは!?
まだこの激戦を見ていない人は新日本公式動画配信サイトでどーぞ。
それにしても長州、いい笑顔だ
革命戦士・長州力、今はTwitter界で革命を。
「ハッシュドタグ 井長州力」・・・・。事件だ。
対抗戦全盛の時代でも全日本は鎖国路線崩さず。
マイク1本で他団体を蹴散らしていく独自路線?
全日は「明るく、楽しく、激しいプロレス」というスローガンの下、四天王・悪役商会・豪華外人勢・馬場といった布陣でマット上の熱さはどこにも負けていませんでした。
この年の世界最強タッグ決定リーグ戦では三沢・川田組がようやく悲願の殺人魚雷コンビ超え。
シングル・タッグともに三沢中心の時代が到来した時でもあります。
つづいてまたもFMW関連。
この本だけ見るとこの年1番輝いていたのはFMWって事になりそうです。
それぐらい頻繁に登場するな・・・・
地方巡業への密着記事。
オフの過ごし方やリング設営風景。そしてなんと中村・岩見・鍋野の入浴シーンショットを掲載。
リング上も誌面上も何でも有りのスタイルは変わらない。
まだまだツッパッていた頃の2人が対談。
ギリギリ藤原組所属の扱いになっています。
この雑誌の発売翌年にパンクラスを旗揚げ。
記事の中ではみのるが船木に対戦要求する一幕も。
とにかく“プロレス愛”に満ちた発言に読んでるこちらもニッコリしてしまいます。
ここから12年後、みのるが別の形でプロレス界のど真ん中に返り咲くとは想像もできませんでした。
つづく