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病院と言う名の監獄からまんまと逃げおおせた餓姫は、てくてくてくてく走る人走る人走る人走る人歩き、病院からかなり離れたバス停まで歩いた。


暑い暑い真夏。


周りは太陽の光を遮るものが一切ない、水田の広がる平野。

過活動で鍛えた足腰が役に立った。


脱獄のために綿密に計画を立てていたため、ポケットには、クレジットカードとそこそこの現金が入ったコンパクトなお財布も携え。


ようやくたどり着いたバス停でバスバスを待つこと小一時間…ど田舎なので、バスなんて一日2本くらいしか無いのよえーん


バスと電車を乗り継いで、餓姫はようやくおうち家に辿り着いた。

行くところはそこしか無かったから。

幼稚園時代の脱走劇の時みたいに、ドブにハマることはなかった。餓姫は大人だから(笑)


必死の思いで、母をたずねて三千里歩いた餓姫を、大好きなおかあさんは…



〜つづく〜(笑)

餓姫のmy Pick