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七転び八雲。


ぱぴちゃんが肺炎で緊急入院したと。
きーちゃんからメールがありました。
すぐに電話して。
帰りの運転中で。
でもどうしても後にはできなくて。
そのまま状況を教えてもらいました。
ごめんなさい。


急に具合が悪くなって。
腰が抜けちゃったみたいに。
歩けなくて。
苦しんでいて。
ねんねもできない状態で。
それで病院に連れて行って。
肺炎らしくて。
緊急入院で。
お医者さんは。
どうなるかわからない。
とのことでした。



それで。
兆候があったはずって。
気付きませんでしたかって。
お医者さんに言われたって。
よわよわ謝ってきて。

とたん。
責めたい悪感情がぶわっと浮かんで。

おなかがぎゅーと気持ち悪いのも。
喉が締め付けられて。膝が震えるのも。

じぶんがいないことも。
何もできないことも、してあげられないことも。
どうなるかわからないという、言葉の意味も。

ぐちゃぐちゃな感情のまま。
そっくり全部ぶつけたい衝動が浮かんで。
せりあがってきて。頭が染まりそうな。爆発で。
けれども。
それは絶対に絶対に間違ってる。と。
ずっと考えることができて押し流されないまま。
悪感情に勝てました。

心に。
ママへの気持ちが灯ってて。
ぱぴちゃんのことと。同じくらい心配で。
やさしくしたくて。ありたくて。

それで。
兆候とかわかんないよ。
きーちゃんの精神的なこと。すごく心配してるから。
お酒のんじゃだめだよ。
ぐにゃぐにゃ言えました。びし。
感心。されて。
ありがとう。言われました。




でも。

覚悟。
覚悟できなくて。
先のこと。考えたくなくて。
なのにじわじわ。勝手に想像がやってきて。

ポジティブに。
きっと大丈夫も、なんとかなるも。
意味ないように思えて。
祈ったら。また逆になっちゃいそうで。
こわい。


だって。
父の御棺に。
ぱぴちゃんの写真を入れちゃって。
連れてっちゃうからだめだよって葬儀のひとに言われて。
それで取り出したの。
でも、もう遅かったら。
一度でも、入れたらだめだったら。
それで。パパが寂しく思って。呼んでるなら。
また。きーちゃんに怒られる。
でも。八雲のせいなのだ。
ぱぴちゃんを守って。も頼めないから。
連れてっちゃうかも。
そしたら。寂しくない?
ひどいことまで。
ずっとぐるぐる。
感心?
もう。
ぐちゃぐちゃだよ


触れられたら。
決壊してしまうので。
誰にも言わずに。
頭ぱにっくのまま。
心を殺してお仕事しました。
得意なので。
びし。

電話にでたら。
あたままっしろで。
喋れば。声震えて。裏返りましたけれど。
決壊しないのだ。
データの打ちこみも。
あたまフリーズしてるので。
いきなりおもいっきりでたらめなことしていたので。
笑っちゃって。
慎重に慎重にやりとげました。

ぜったい決壊しない。

今も。しない。
いま。妹ががんばってるから。
生きようとしてるから。
きーちゃんだって。
わたしだって。
うん。
ちゃんとできる。
ちゃんとしなきゃって。
ちゃんとして。
こわがらずに。
治るの信じて。会えるの信じて。
いっぱい遊ぶの信じて。ずっとだっこするから。
だから。できるのは。
ママを少しでも大丈夫にしたい。
それだけ。思えるように。
ちゃんとできる。
もっともっと、できる。