しつこいけど生駒吉乃を考える。
もみもみ君。
(諸)=諸説あり
ワタクシは濃姫押しでも吉乃押しでもありません。どちらかと言えば濃姫ですが。濃姫は信長の正妻、正室です。今も昔も戸籍上の妻は一人だけです。
簡単に言えば正室とは高貴な人の妻。側室は公的に認められた愛人、妾、基本的には正室の使用人。継室は正室と離縁したり亡くなった後に嫁いだ後妻です。朝鮮では側室も王の妻とされますが日本は妻とは言いません(諸)
生駒の方は信長の側室で信忠(諸) 信雄 五徳を産んだ女性。と言うのがそれまでわかっていたことです。
武功夜話が世に出始めると一気に吉乃正室説が広がりドラマなどで広がっていきました。出始めた当時は一次資料扱いでしたから仕方がありません。
ではなぜ10年以上も経っているのに吉乃が正室だと言われているのか?
それは信長考察本などは今だに武功を元にして書き織田が専門でもない歴史学者が歴史の番組で正室だと唱える。考察本や学者の言うことを鵜呑みにしそれをブログなどに書き広がるから。もちろん説なんですから唱えるのは自由です。新しい発見が無いのも理由だと思いますが。
信長存命中に正室を止め尼になったのは?
信長存命中に亡くなったのに織田の菩提寺に埋葬されてないのは?
生駒の方の為に寺を建てた。そのときに香華料を一度だけ払いその後の供養はしてないのは?
同時に側室になったのが複数いるのは?
信忠の家臣に生駒ではなく美濃衆をたくさん配置してるのは?(次男信雄には生駒方の家臣がたくさんいる)
正室が二人なんて馬鹿げたことする理由は?
生駒の方を正室にする信長のメリットは?
などと聞いても都合が悪いからそれには答えない。吉乃と言ってる時点で武功からの引用だとわかりますし調べもしないで良く書けるなと思います。
濃姫に分かっていることは道三の娘で信長の正室になった人。本名はわからないけどあちこちの資料に信長正室の事は載ってる。
生駒の方は諸説あるが三人の子どもを産み、長男は嫡男として育ったこと。次男は織田を継いだこと。吉乃と言う名前ではない。
二人とも分かっているのはこれだけです。