さて本日、新刊をAmazon Kindleで販売開始したのでご報告する。

 

タイトルは、「イエス復活の真相を読み解く イエスには実の兄がいた」。

 

 

 

 

本書は拙著「復活したイエスが描かれていたダ・ヴィンチ『最後の晩餐』

 

の続編である。

 

前著ではイエス復活の真相の一端に触れただけで終わっていたため、

今回聖書から導かれるその根拠について私自身の分析をまとめた次第だ。

 

内容的には海外の聖書研究において判明している事柄を、

ある程度踏まえた上での自身の見解を述べてある。

 

従来のカトリック教会の聖書解釈と比較し、各々新たな発見があるかもしれない。

 

日本の聖書学者である田川建造氏がまとめた聖書を参考に、

前著と同様、論理的思考を働かせながら、書き上げた本である。

 

新約聖書はドグマ的な内容が節々に後世の人々によって追加編集された書物である。

 

よって、事実と事実ではない内容が混ざっている可能性は高い。

 

だが、不思議なことに実際に文章を読む限りにおいては、

最も肝心な復活についての内容が、必ずしも支離滅裂ではなく

これは客観的な事実を伝えているのではないか?

ということに気付かされたのだ。

 

復活の真実とは何か?

 

果たしてイエスは本当に死から蘇ったのか?

 

このあたりの疑問にもやもやしている方にとっては、

新たな視点を提供することになるだろう。

 

特に、カトリック系の生粋のクリスチャンにとっては、

衝撃的な内容となっているはずだ。

 

大抵の人はおそらく普通にこういう考え方もできるのかと

納得できる内容になっているとは思うのであるが、

そのクリスチャンの教義に囚われた人が読めば、

 

ほぼ確実に拒否反応を起こすのではないか

 

と思っている。

 

つまり、

 

容赦なく聖書の記述に忠実に、

且つ客観的にあるがままの考えを

論理立てて書いているがゆえに、

そのような条件反射的な感情を抱くのではないか

 

と予想するのだ。

 

もしそのようになるなら、かなり末期的な洗脳状態になっていると予想されるため、

少なくともその判断基準に本書は使えるだろう・・それはそれで不本意ではあるが。

 

本当に神の愛を理解していると自負する方なら、

どのような意見や考えもまずはいったん許容し、受け止めることができるはずだ。

 

それになぜそのように考えるのか、一度客観的に見据えて一定の評価も下せるはずだ。

 

そしてまた、視野が広くなり自分が至らなかった考えに気付くことができ、

また一歩人間的な成長の機会を得られるに違いない。