さて、ここのところ巷ではアメリカ大統領選に関する陰謀論が目立つ。

 

そこで今回のタイトルにある通り、

 

死んだはずのジョン・F・ケネディ・ジュニアが生きていたとの説について、

フェイク画像・・が出回っているようなので、それを検証してみることにしたい。

 

画像元 ↓

 

 

ジョン・F・ケネディ・ジュニアのフェイク画像

 

これが疑惑の画像である。

 

もし彼が存命ならば、現在60歳になっているはずだ。

 

まずこの大元の画像がネット上にあるはずで、

それを探すところから始める必要があった。

 

そしてその画像は比較的、短時間で見つかった。

 

それがこちらである。

 

画像元↓

 

 

 

疑惑の画像と比較すると分かるが、

この顔のアングルと視線が全くといっていいほど同じなのだ(詳しくは後半にて解説)。

 

それに疑惑の画像がなぜ顔の部分だけのアップになっているのか?

首から下が写っていないのはなぜなのか?

またオリジナル画像と比べなぜやや画像がぼやけているのか?

 

その理由はおそらく元の画像の出所が発覚するのを防ぐためだと考えられるが、

まぁ断定はしないでおこう・・。

 

この同じ顔のアングル、同じ視線というのが重要であると私は思う。

 

ここからこの画像をアプリを使ってフェイク画像に加工してみよう。

 

今回使ったアプリは、「FaceApp」だ。

 

まずは画像を疑惑画像と同じくまっすぐにする。

 

すると不思議なことに、

画像上端が疑惑画像とほぼ同じ位置に来る・・

ということは疑惑画像はオリジナルの画像角度をまっすぐに調整し加工した可能性がやはりある(これは画像編集を普段からする方には分かる事かと思う)。

 

 

この状態で加工すると以下のようになる。

 

 

ではオリジナル画像と比較してみよう。

 

 

いかがだろうか?

 

最後に疑惑画像との比較。

 

 

疑惑の画像と細部まで全く同じとはいかないが、これらは簡単にできる作業だ。

 

改めてよく見ると視線の向きと顔のアングルはやはりほぼ同じになっている。

 

それに襟元の白シャツの部分が同じように見えることから、

オリジナル画像から作り出したフェイク画像と見てほぼ間違いないのではないか。

 

要は既存の出回っているオリジナル画像の顔のアングルと視線が一致していない別の画像を出さなければ現在生きている本人だと言うには説得力にどうしても欠けてしまうのだ。

 

具体的に何のアプリを使ったのか、もしくはパソコンソフトで加工したのかもしれないが、そこまで調べる気力も出ない。

 

断言はしないまでも99%の確率でフェイク、というのが私の判断だ。

 

 

※追記(R3.1.13)

 

このオリジナル画像と疑惑の画像を細かく比較することで、もう一つの事実も浮かんでくる。

 

実はオリジナル画像と比べ疑惑の画像では鼻の長さ、特に耳の位置が大幅にずれていることが分かるのだ。

 

それが分かるようにgif画像にしたのでご覧いただきたい。

 

 

瞳の位置を基準にして、画像の比率を合わせると、このようになった。

 

そもそも瞳の位置と顔の向きがこのようにほぼ一致してしまうということ自体も、フェイク画像じみているが。

 

このことから、もはやこの疑惑の画像は、間違いなくフェイク画像と結論付けても差し支えないと思われる。

 

これほどのずれが生じる理由に、顔を整形手術した結果だからだ、との言い訳は常識的に見ても不適切だろう。