私は物凄く好きです。
それは、彼女の感受性に
私自身が刺激を受ける部分が多いから。
空に輝くお月様も
夕焼けに映える富士山も、
物事の視点が私(の中にある既存の感性)とは違い「新しく」感じるから…。
そういう見方があるのか!とか
私的には目から鱗な事が沢山で、
きっと、発想の飛ばし方が全然違うんだろうな……。
社会人になってから
私は、感受性が酷く鈍化してしまった気がしている…。
既存の感性や
蔓延しているルーチンに
「惰性」に流されている…。
何となく、自分が好きな自分がどんどん失われていくような気がして…。
気が付いているのに歯止めがきかない…
だから結局「惰性」なんだけど…
そうやってただ、
死ぬまで転がり落ちていくだけなのか?
そんなので良いのか?
娘ちゃんとの時間は
そんな鈍りきった私の感性を目覚めさせてくれる。
普段気付かないことに気付く事ができる。
何でもない事が楽しくなる。
同じ道を歩いているだけなのに
街の景色が違って見える。
好奇心とか、普段眠っている感覚が一気に研ぎ澄まされる感じ。
「パパ。今日はお月様きれい
」

すれ違う人達は誰一人として空なんか見上げていないのに…
ポツリともらした娘ちゃんの言葉が
私には妙にあったかかった。