いくら『亀の甲より年の功』とは言えど、さすがに今回はオヤジに先を
譲ったのは大きな間違いだったか?
『飢餓』 と 『睡魔』 が俺を襲う
この苦痛、癒せるものなら癒してくれぇ~
オメメはとろ~ん、お腹はぐ~
そして、最初は Goo~! by 原西(Fujiwara)
いや、そうじゃなくてホンマに
最初はグー、じゃんけん ・ ポン!
L u c k y ! !
睡眠係第2班の権利を獲得した
後10分、後10分で睡眠にありつける
・
・
・
の、のこり、きゅ..きゅうふ ・・・
もうえぇ、おやじぃ~
起きんかい!! ノ`Д)ノ
寝ぼけ眼のオヤジを尻目に野宿支度
俺:「じゃぁ お先!!」
夜中の西湖、真っ暗な静寂、辺りにはまっ ・・・
Z Z Z ...
>>> In The Dream
おおぉ~ 旨そうなチャーハンやんけ
むっちゃ腹へってんねん。 俺に食わせぇ
あかん、全部俺が食うって
こらぁ、何してんねん。 横取りすんなや!
お前、向こう行けやぁ
あかん言うてるやろぉがぁ
あっ、コラッ 何してんねん
もったいないやんけ。 チャーハンほるなや
うゎっ、顔にかかってるやんけ
うゎっ、プハッ、ぺっっ やめろや!!
ぺっっ ぺっっ
・・・ ぺっっ ぺっっ
・・・ ぺっっ ぺっっ
Out of The Dream <<<
うゎっ、ぺっっ ぺっっ
な、なんやこらぁ
なにしとんねん、 うゎぁ~
これぞまさしく正夢か? いや、完全な悪夢だ
チャーハンだと思いきや、誰かが顔に砂をかけている
顔にかかった砂を払い、半分寝ぼけ眼で上を見上げる
そこには・・・
竹ぼうきをもった掃除のオバハンが、犯罪者を見るような目で俺を
見下ろしていた
そして、去り際にもう一払い砂をぶっ掛けて行きやがった
ノ`Д)ノ うゎらぁ、オバハン!!
な、なんなんや あのオバハン、腹立つわぁ
俺:「おっちゃん、見てたんやったら止めろやぁ」
振り返ってオヤジに八つ当たり
zzzz... (@ ̄ρ ̄@)
って、寝とるやんけ! Σ\( ̄ー ̄;)
俺:「お前一人で起きてたんかぁ?」
連れの方を見る
zzzz... (@ ̄ρ ̄@)
・・・ _| ̄|○ って、お前もかょ
<<後日談>>
数日前、この西湖の畔で野宿をしていたアメリカ人バックパッカーズ
が、夜中に襲われ、身包みはがれ、パンツ一丁でほりだされたそうだ