逆張り☆逆走中!
夏の暑い時期には多くのガラス屋さんは窯の火を落とし
ポット交換と定期メンテナンスをするようです。
なるほど、ここまで暑いとそうするのが、順当であるように思われます。
しかし、だからこそ
隠れたニーズも存在するわけで、
夏休みの自由研究のための駆け込み体験制作が
増えるのもこの時期です。
ここは敢えて全力で逆走することにしましょう。
そんなわけで、
毎日、火の前でお仕事を続けているのですが、
やはり、メンテナンスは必要なので、
久しぶりの定休日を利用して竿の傷んだ部分を補修しました。
竿の先端は長年ガラスを巻き続けたことにより、
ガタガタに侵食されています。
その部分を切り落とすことにより、機能的には復活できます。
短くなった分を継ぎ足すことにしました。
パイプの内径に近い太さに竿を削り、
ハンマーで叩いて穴にめり込ますとある程度の精度で
一体化します。
接合部を溶接すると出来上がりです。
オリジナルよりもグリップ部分が若干太くなりますが
これにより思いのほか、使い勝手が向上しているように感じます。
適度に太いほうが回転させやすく、
重心が手元に寄ったことで
先端のガラスとのウエイト・バランスが良くなり、
安定感が増しました。
教室の生徒さんにはとぼけて、観察してみることにしましょう。
反応が楽しみな反面、
全く気付かないかもしれないという・・・・
可能性があるのも否定できません。
ううぅwww
気付いて欲しいな。