先日終了してしまったチャレンジイベントをやっていて、改めて思ったのですが、路面保水量の動きって感覚的におかしくないですか?(°Д°;≡°Д°;)

雨が降り出してしばらくすると、割とゆっくりと数値は上がっていきます。

しかし、途中で晴れるとものすごい勢いで減っていくんですよ(((( ;°Д°))))

実際の道路を見ると、むしろ逆ですよね。

晴れたからってすぐには乾きません・・・少なくとも歩道は。


話を進める前に、実はもうひとつ気付いたことがありました。

ドライコンディションでレースがスタートし、途中で雨が降ってウェットコンディションになったあと、雨が止んでドライコンディションに戻ると、なぜか車の挙動が変になります。

保水量が0%になったからとソフトタイヤに履き替えると、スピンの連続になってしまいます。

敵車も自分ほどひどくはないにしても、やはり走りにくそうでして、競っているときは勢い余ってサンドトラップ行き・・・ということが増えます。

最初は、全くグリップしない(過去にそういう不具合もありましたし)のかと思ったのですが、そういうわけでもないようです。

言ってみれば、前後方向はグリップするのに、左右方向はグリップしない、みたいな( ̄ー ̄;

いろいろ試してみましたが、雨のあと路面が乾いていても、まともに走れるのはインターミディエイトだけ、という結果になりました。


それで話は戻ってくるのですが、あの路面保水量は、実はサーキット全体を示しているのではないんじゃないか、ということ。

交通量の多い大きい道路を走るとわかりますが、雨が止むと道路上にに2本×車線数のラインが浮かび始めます。

そう、多くの車が踏んでいるだろう、タイヤの跡です。

車はご存知の通り、タイヤと道路との摩擦により進みます。

摩擦が発生するということは、摩擦熱も発生するわけで、これによりタイヤが通る所は、タイヤが通らない所より早く乾くことになります。


保水量が増えにくく減りやすい理由・・・それはこの摩擦熱がシミュレートされているのではないでしょうかΣ(・ω・ノ)ノ!

実際のレースでも、雨が止むと割と早い段階でドライタイヤに履き替えるチームが多いです。

この点では、あの数値の増減の傾向は、実際のレースに即していると言えます。


ですが、あくまで乾きやすいのは、多くの車がタイヤで踏む場所だけ。

つまりはレコードラインです。

ピット戦略などの都合ですぐにタイヤを交換できない車が、あえてレコードラインを外して、まだ濡れている路面でタイヤを冷やす光景を見たことがありませんか。

そう、雨のあとは、乾いたところと濡れたところが混在しています。

もし、これを忠実にシミュレートしているのなら・・・。

先の、雨のあと車の挙動が変になるのも説明がつきます。

それを踏まえてもう一度リプレイを見てみると、車がスピンする瞬間は確かにレコードラインを外した瞬間なのです∑(゚Д゚)


理由はわかりました。

なのですが、対策は・・・となると、レコードラインを外さないように、としか言えません。

ここで注意なのですが、レコードライン=ドライビングライン(青い線)、ではない、ということ。

むしろ、路線に残っているブラックマークがレコードラインに近いかと思います。

タイムアタックを極めてる人なら、当然覚えてるのでしょうけれど、そうでない人はどこを走れば安全なのかがよくわからなくなります。

一番の問題は、目で見て、乾いているとか濡れているとか、路面の状態を判断できないこと。

直前を別の車が走っていれば、水しぶきが上がってるかどうかでわかるんですが(;´▽`A``


とまあそんなわけで、雨のあとは、もうしばらくはインターミディエイトで周回するのが無難かもしれませんね(^▽^;)



ちなみに、この細かいシミュレーションは、グリップ低下が「リアル」に設定されているときだけのようです。

少なくとも、オフラインイベントのニュルブルクリンク24minとか走っても、こんな走りにくい状況は発生しません。

さすがに60%とかの時にドライタイヤで走るのは厳しいですが、下がって20%くらいになれば、すでにどう走ってもドライタイヤの方が有利です。