Jrの部活の合間をぬって,今年も「男のキャンプ」へ。
「夏休みと言えばキャンプ」という図式は,大きくなっても普遍らしい。
Jrの部活が午前中で終わり,そのまま高速へ飛び乗る。
まずは肝心の買い出し。
今年新しく通った圏央道を使えば,南房総への道程も驚くほど短い。
Jrが小さかった頃は,5時間半かけてこの辺りまで来たこともあったっけ…。
性格は草食だが,腹は肉食系の育ち盛りの男子。肉をしこたマン買い込んで
いざ,サイトへ。
キャンプ場間近。
まずは驚いたのがこの色。
千葉にもこんな美しい田園風景があったんだなあ。
今回はソロではないので,家にあるフル装備品でサイトを彩る。
見上げれば竹林の合間に見える夏空
いろいろな場所がある中で,
かなり和風なサイトを勧めていただいた。
シャワーのようなヒグラシの声に包まれ,
ここで,時間は止まる。
止まった時間の中での生活空間を作ったら,
腹を空かせようと軽く理由をつくって散歩。
こんな奴や,
こんな物にお目にかかる。
何でも,○○○チャンピオンで名を馳せた方々の作品だそうな。
「腹減った~。」というJr。
まだ陽は落ちていないので,だらだらと火をおこす。
育ち盛りの男子にはコイツが一番。
小さいが,奮発した黒毛和牛のステーキ。
それにしても,
「箸でそのままいくか?」
まだ中学生ながら,話していると面白いJr。
早く共に酒杯を交わしたいものだ。
Jr共々,食事以上に楽しみにしていた露天風呂。
オーナーの手作り感満載の風呂は,「これまでで一番だ。」と,二人で
唸るほどの良き空間。
洋蘭を眺めながら入る温泉は圧巻。
時間は決まっているが,「貸切」というのも嬉しい。
こんなに贅沢な時間が流れるとは,人生は良いものである。
「生きてて良かった~。」とはJr談。笑うしかない。
さらにイベントが欲しい物好き親子は,ジュースを買いがてら,
流れ星を数えながら,ナイトハイクへ。
辺りは暗闇。蛙の声,遠く聞こえる花火の音,息子の他愛の無い話を聞きながら
歩を進めるのは夏の夜の幸せ。
15分ほど歩くと,ようやく最寄りのお店へ到着。
当然,無人だが。
小さなお店番たちが迎えてくれた。
Jrがまだ幼稚園にも上がっていない頃からのお馴染みのテントで今夜も明かす。
鳥と蝉の声に囲まれて目を覚ますと,美しい夏の朝の光景が迎えてくれる。
思わず,誰もいないまっさらな空気の中に吐き出す「おはよう。」の言葉。
自分の声が空に吸い込まれていくのが解る。
今回は朝飯にも力を入れる。
なんてったって育ち盛り
こいつは育ち盛り
・玄米
・ハム
・スクランブルエッグ
・お好みのスープ 等
これでも頑張った方である。
それに,親子で協力して朝飯を作るのもよいものだ。
満足の朝食の後は,サクサクと後片付け。
留守だった気さくなオーナーの代わりに,
昨夜から我々のサイトに居座った猫に挨拶をしてキャンプ場を後にする。
2日目はキス釣り。
カッツリ釣ってお土産にする。
今回も良き時間だったなあ,Jrよ。
また,来年
だな。