溺れたい。

溺れていたい。


あなたになら、いいかなって。


苦しいくらいが心地よくて
切ないくらいが丁度良くなって


息を深く吸うことをやめて
吐いて 吐いて 

空っぽになったあとは
どうしようか。


また、あなたに溺れようか。


何かで埋められるほど
何かが代わりになるほど


その程度でいてくれれば
私は息ができたのに。



もう

水面に浮かぶあなたを
見上げることしかできない。


それでもここは
心地が良い、なんてね。