移民がなかったら合計特殊出生率がどうなるのか解説する。

算出方法は、以下の通りである。

本当の合計特殊出生率=合計特殊出生率ー(合計特殊出生率×移民比率)

参考資料:世界経済のネタ帳 - 世界の経済・統計 情報サイト

データは、2020年とする。

 

●合計特殊出生率から見た本当の合計特殊出生率

上位と下位それぞれ10ヶ国からどうなるのか考察する。

左から、国名、合計特殊出生率、移民比率(%)、本当の合計特殊出生率で記載する。

①上位10ヶ国

ニジェール:  6.74、1.14、6.66

ソマリア:   5.89、0.37、5.87

コンゴ:    5.72、1.06、5.66

マリ:     5.69、2.40、5.55

チャド:    5.55、3.33、5.37

アンゴラ:   5.37、2.00、5.26

ナイジェリア: 5.25、0.63、5.22

ブルンジ:   5.24、2.90、5.09

ガンビア:   5.09、8.92、4.64

ブルキナファソ:5.03、3.46、4.86

②下位10ヶ国

韓国:         0.84、3.37、0.81

香港:         0.87、39.52、0.53

シンガポール:     1.10、43.14、0.63

マルタ:        1.13、25.99、0.84

ウクライナ:        1.22、11.43、1.08

スペイン:       1.23、14.63、1.05

イタリア:       1.24、10.56、1.11

ボスニアヘルツェゴビナ:1.24、1.10、1.23

マカオ:        1.24、62.14、0.47

モルドバ:       1.28、2.59、1.25

 

●移民比率から見た本当の合計特殊出生率

①上位10ヶ国(バチカン市国やモナコやニウエや上記の国や地域を除く)

アラブ首長国連邦: 1.37、88.13、0.16

カタール:       1.83、77.27、0.42

クウェート:    2.07、72.83、0.56

リヒテンシュタイン:1.46、67.85、0.47

アンドラ:     1.27、58.98、0.52

バーレーン:    1.94、55.01、0.87

ルクセンブルク:  1.37、47.62、0.72

オマーン:     2.78、46.47、1.49

サウジアラビア:  2.24、38.65、1.37

ヨルダン:     2.64、33.89、1.75

②下位10ヶ国

キューバ:  1.59、0.03、1.59

中国:    1.70、0.07、1.70

ベトナム:  2.05、0.08、2.05

マダガスカル:3.98、0.13、3.97

インドネシア:2.27、0.13、2.27

ミャンマー: 2.12、0.14、2.12

ハイチ:   2.84、0.17、2.84

スリランカ: 2.17、0.19、2.17

北朝鮮:   1.89、0.19、1.89

フィリピン: 2.49、0.21、2.48

 

●その他

日本:     1.34、2.19、1.31

アメリカ:   1.64、15.30、1.39

イギリス:   1.56、13.79、1.34

フランス:   1.83、13.06、1.59

ドイツ:    1.53、18.81、1.24

スウェーデン: 1.69、19.84、1.35

フィンランド: 1.37、6.97、1.27

ロシア:    1.51、7.97、1.39

オーストラリア:1.58、30.14、1.10

ブラジル:   1.71、0.51、1.70

インド:    2.18、0.35、2.17

ハンガリー:  1.56、6.05、1.47

ルーマニア:  1.60、3.67、1.54

 

●まとめ

移民比率からまとめた結果、移民が多くなるほど

自国民の出生率が低下することが分かった。