Haydn: Symphony No. 104 "London" | Paavo Järvi and The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen
ハイドンの交響曲第104番「ロンドン」は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団によって演奏されています。
(00:00) I. Adagio – Allegro
(08:54) II. Andante
(16:33) III. Menuet. Allegro – Trio
(20:45) IV. Finale. Spiritoso
ハイドンの交響曲第104番ニ長調「ロンドン」は、1795年に作曲された最後の交響曲であり、12曲の「ロンドン交響曲」の最終楽章です。
🎻 交響曲について
作曲年 1795年
別名 「ロンドン交響曲」
構成 全4楽章
第1楽章:アダージョ - アレグロ
この楽章は、ソナタ形式で構成されており、重厚な序奏から始まります。
序奏 ニ短調のユニゾンで堂々と開始。ハイドンの交響曲の中でも特に威厳がある。
主部(アレグロ)
第1主題 穏やかで親しみやすい旋律。
展開 第1主題がダイナミックに展開され、その後イ長調の第2主題がフルートを中心に軽やかなリズムで提示される。
再現部 提示部が発展した形で再現され、簡潔なコーダで終わる。
第2楽章:アンダンテ
この楽章は3部形式で、変奏曲風に展開されるのが特徴です。
主題 穏やかな主題が繰り返される。
中間部 主題がト短調になり、ダイナミックに展開。
再現部 最初の主題が少し変奏されて再び現れる。
第3楽章:メヌエット:アレグロ - トリオ
快活なメヌエットと素朴なトリオ(中間部)からなる楽章です。
メヌエット 快活なテンポで、全体的に素朴なドイツ舞曲風のメロディ。
トリオ(中間部) よりのんびりとした素朴な雰囲気になり、木管楽器が活躍する。
第4楽章:フィナーレ:スピリトーソ
親親しみやすい主題が印象的な、活気に満ちた楽章です。
第1主題 親しみやすく覚えやすいメロディが提示される。この間、チェロとホルンが低い「レー」の音を引き伸ばす「ドローン・バス」が特徴的。
展開 第1主題に基づく動機と新しい動機が組み合わされ、長い経過部が続く。
第2主題 弦楽器の2分音符による動的な動きが特徴。
ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団は、ドイツのブレーメンを拠点とする室内オーケストラです。彼らはその独自の音楽作りで世界中の聴衆を魅了しており、世界有数の室内オーケストラとして知られています。
本拠地 ドイツのブレーメンを拠点としています。
芸術監督 2004年からエストニア出身の指揮者パーヴォ・ヤルヴィが芸術監督を務めています。
国際的な評価 ヤルヴィが芸術監督に就任して以降、ザルツブルク音楽祭やニューヨーク・タイムズ紙などで高く評価され、国際的な存在感を確立しました。2024年4月には、ヤルヴィの芸術監督就任20周年を記念するコンサートが開催されました。
受賞歴 ドイチェ・ヴェレとユニテルが共同制作したベートーヴェン・プロジェクトのドキュメンタリーは好評を博し、数々の賞を受賞しています。
パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi, 1962年12月30日 -63歳 )は、エストニア出身の指揮者。現在はアメリカ合衆国国籍。
指揮者ネーメ・ヤルヴィを父に持ち、フィンランドの指揮者パーヴォ・ベルグルンドにちなんで名付けられた。
弟クリスチャンも指揮者、妹マーリカはフルート奏者である。
父と同じく生地タリンの音楽学校に学んだ後、父に従って渡米した。
カーティス音楽院で指揮を学び、その後ロサンジェルス・フィルハーモニック音楽学校でレナード・バーンスタインの薫陶を受けた。ほかに、オーマンディ、ドラティ、ショルティ、マータ、バティスらにも師事した。
1995年の初来日以来、日本での演奏も多い。2006年にはドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団との日本公演を行い、ベートーヴェンの交響曲全曲演奏という企画を成功させて大きな話題を呼んだ。これまでにウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団等、世界の主要オーケストラに客演。
1994年から1997年までマルメ交響楽団首席指揮者、2001年から2011年までシンシナティ交響楽団音楽監督、2004年からドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団芸術監督、2006年から2013年までhr交響楽団首席指揮者 、2010年から2016年までパリ管弦楽団音楽監督、2019年からチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の音楽監督を務める。
現在、世界で最も多忙な指揮者の一人である。ドイツ・カンマーフィルとベートーヴェン交響曲全曲を2006年から2009年にかけて録音したほか、hr交響楽団とはブルックナーの交響曲全集を録音。
パーヴォ・ヤルヴィはグリーグ、シベリウス、ステーンハンマルなどの北欧の作曲家のほかに、ドビュッシーを得意としている。どのレパートリーの演奏・録音においても、丁寧な音楽作りと柔和な表情、ニュアンスに富んだデリケートな表現、自然な息づかいと切々と訴えかけるような歌によって、父ネーメとの違いを明らかにしている。概して金管楽器を目立たせて「爆演」に走りがちな父親とは対照的に、弦楽器のしっとりとした音色や木管楽器のまろやかな響きを強調する傾向にある。
日本のオーケストラでは、これまでに東京交響楽団、NHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団などと共演している。
2015年9月から2021年8月までNHK交響楽団の初代首席指揮者を務めることとなっていたが、2019年11月22日にNHK交響楽団は2022年8月まで契約を延長することを発表した。
2022年9月からはNHK交響楽団名誉指揮者を務める。
