「ねぇ、智くん」
眠そうな 隣に座ってる彼に
声かけてみる
「なに?翔くん」
なんだろ、
こっちを見るわけでもなく
目線は携帯に向いたままで
名前を呼ばれた
「あのね、最近…
俺の名前 出しすぎじゃなぃ?」
思い切って聞いてみた
「ん?」
まだ こっちを見ずに聞いてくるから
翔くんの顔を
覗き込んで みた
「あんなに 要所要所で
名前出したら
どうやっても 編集で切れないよ?」
そんな尖らした口で
キョトンと「ん?」
なんて 聞いてきちゃって…
…可愛すぎる
「そっかー?
うーん、、気をつける…」
そんなに 言ってるかな
う〜ん
「無自覚が 怖すぎる…」
と 呟く
「ん?」
なんか小さな声で
翔くんが言ってるから
ずーっと
覗き込んでた
「なんでもないょ」
信頼しきった人には
無防備になる
この人の尖った唇に
軽く Kissした
「どうした、翔くん」
まだ 仕事中だろ
そう思いながら
首に腕を回し ぎゅっと
抱きしめる
どこからか
「また 二人の世界か?」
「まぁ、いいんじゃないの?」
「だって あんなに幸せそうな顔」
そんな会話が
聞こえてきた…
