綾辻行人の小説『十角館の殺人』のドラマが年末年始にテレビで放送してて。
かなり前に小説読んだけど、犯人とかすっかり忘れてたしちょっとおもしろそうだったから全部録画して観た。
最後まで完全に犯人忘れてて、おもしろかったんだけど。
ミステリーでたびたび思うことが今回もあって。
小説読んだ時も思ったかなぁ?
あ、今から内容思いっきり書くのでもしこれから読もうと思ってる方はご注意ください。
この小説、大学のミステリー研究会の仲間が7人で孤島にある十角館という館に遊びに?ミステリ―研究しにかな?行って、そこで1人1人殺されてって最終的に全員殺される話で。
こういう数人が孤立した場所で全員じゃなくても1人1人殺されていく話って他にもある気がするんだけど、こういう話の時必ず思うの。
全員一緒にいればいいんじゃないか、って。
こういうのって大抵外部犯と思わせてほぼ内部犯、仲間の誰かが犯人だし。
全員一緒にいたらかなりの確率で犯行しずらいよね??
まぁ私は小説とか読んでる人だから、登場人物の当事者たちは犯人が仲間か外部犯かなんてことは分からないにしても、
でも外部犯だとしても私ならみんなと一緒にいたいけどな。
でもとりあえず今回も、犯人は7人の内の1人。
恋人の恨みで他の6人を殺すんだけど、みんなが個室に入って寝静まった時に大体色々行動してて。
あ、毒殺系はみんなの目がある時もこっそりやったりもしてたから、ある程度は一緒にいてもだめなパターンもあるかもだけど、でもやっぱかなりやりづらいと思う。
そもそもこの犯人、島に行ってることは島にいる他の6人にしか知られてない状態を作っていて、夜とかこっそりモーターボートだっけ?で島と自宅を何度も往復して、自宅にいる姿を友達に見せたりしてアリバイ作ってて。
だからもしみんな一緒にいたら、こっそり抜けて自宅に帰るってのもかなりやりづらくなってアリバイも厳しくなると思う。
でもこの、「みんなで一緒にいた方がいい」という提案て、例え出ても絶対誰かが拒否するの。
今回も、犯人かもしれない人がいるのに無理!だったっけ?かなんかそういう理由で女性の一人が嫌がって。
そしたら他のみんなも俺たちも部屋で寝るよ、的な感じに。
犯人かもしれない人がいても全員いる方が安心じゃない?
1人のがこわいよ。
むしろみんなでみんなを見張ってた方が良くない??
大体こういうの、妙に強気な人が嫌がったりして。
で、嫌がった人は大抵殺されんだよね。
この『全員一緒にいる』作戦が成功してるミステリーとか見たことない。
いくら全員が一緒にいても、犯人がもう全員を一気に刺し殺したりとかそういうことしたらだめかもしれないけど、
でも手首切ったり、こっそりドアの前に『何番目の被害者』だっけ?とかプレート張ったり、そういうミステリー要素は無くて済むと思う。
あ、それじゃミステリーにならないからだから『全員一緒』作戦は創作物ではありえないのか?笑
でももう1つ!
ミステリー系で思うのが、ちょっと犯人への手がかりに気付いた人が大抵1人くらい現れるんだけど。
その人が必ず1人でその根拠を調べに行くんだよね~
そして100%殺される。笑
手掛かりを誰に伝えることもなく。
もうこういう時1人で行動しちゃだめ!絶対!!
気付いたら誰かに言おう!
全員じゃなくてもいいから、とりあえず1人で調べようとしちゃだめ!
にしても、この殺された人達、そこまで悪いことしたかな、って感じでちょっと可哀そうだった。
小説もそうだったかな・・?
でもトリックとか犯人が明かされるとことか、もうすっかり忘れてたし、よくこんなこと思い付けるなってあらためて思った。
漫画にしても、小説にしても、何かを生み出す人ってすごいな。