お出掛け。 | 7 NOTES

お出掛け。

両親が夕食をご馳走してくれると言うので、

七音を連れて出掛ける。

首がまだ完全にはすわっていないので、

慎重に、慎重に。

赤ちゃんを、外のお店に連れて行くというのは、

神経を使うものである。

ぐずれば周りの迷惑になるし、

店内でオムツをかえたり、

ミルクを作ったりもしなくてはいけない。

正直、僕自身、

これまでそのような家族を見るたびに、

不快になったものだった。

赤ちゃんなんだから連れ出すなよ、と。

外食なんて、子供でなく、親の都合だろ、と。

我慢しろよ、と。

しかし、自分が親となった今、やはり自分も連れ出したのだった。

す、す、すみません。

でもしっかりと周りには気を配ります・・・。

ともあれ、本日の食事会は、個室予約であった。

(だから連れ出した、ということもあります。)

一安心。

一安心どころか、七音くん、

ご機嫌。


もともと全然ぐずらないし、泣かないし、よく眠るし、

本当に手の掛からない子なのだけれど、

今日も、じいちゃんに抱かれ、ばあちゃんに抱かれ、

またじいちゃんに抱かれたりしながら、

一度もぐずらず。


目をパッチリ開けて、

約二時間くらいの食事の間、

終始ご機嫌なのであった。

おそるべし、我が息子。


孫を抱いて、目が細くなっている両親の姿を見ると、

こちらのほうが癒されてしまう。

少しだけ、親孝行できたのかな。


これからは出来るだけ実家に帰り、

両親に孫の顔を見せてやりたいと思うのだった。


なにしろ僕は、実家まで車で15分しか掛からないのに、

年に2回くらいしか帰らない、親不孝な人間だったのである。


これからは実家に帰るの楽しみになった。


「刺身、食いてぇなぁ~。」



7 NOTES-刺身