長らく公の場で話すことはありませんでしたが、ちょっとづつ、書きとめてゆこうと思う様になりました。
我が家の時が止まって10年ほど経った頃でしょうか。高校時代の友人達が次々と結婚時期を迎えました。当時はまだ繋がりがあった、仲良し女子7人の誰かの結婚式の度に、よく会っていたものです。姉と甥っ子が亡くなった時も、TVニュースを見て知り心配して来てくれた優しい彼女達です。
その中の1人の結婚式二次会の時のことを、何故だかぼんやりと思い出したのでした。
二次会には、同じ高校だった男子達も祝いの席に来ていました。高校時代に私が付き合っていたY君も来ており、久々の再会が懐かしく2人で暫く話ていました。その時にY君から言われた言葉が、今でもたまにですが、よぎります。
「君は泣いてるように笑うのな」
Y君も、我が家で起こったことは知っています。でもそれから10年が経っていた頃で、そして祝いの席でもあり、我が家の話題には触れてはいませんでした。私は、懐かしく・楽しく・ごく普通にしていただけでした。
でも「君は泣いてるように笑うのな」と。ドキリとしました。
姉と甥っ子がこの世から居なくなって、まだまだもの凄く引きずっていたけれど、外向きには全くそんな素振りを見せる事なく暮らしていたにも関わらず。事情を知らない人からは、全く気付かれる事ないほど明るく過ごしていたにも関わらず。
その言葉に、張り詰めていたものが緩んで泣いてしまいそうでした(もちろん我慢しました。今思えば、よく我慢できたなと自分で感心しますが)。そう言う、何気ない所に・するどい所に・気付くY君はさすがだったナ、と今でも思います。そんな彼は今、きっととても良いパパになっている事と思います。
先にも後にも、それを言われた事はあの時のみ。あの頃の私は、頑張っているつもりはなくても相当頑張っていたんだなぁ。自分自身の事ではありますが、あの頃の私が一歩ずつ歩んで来てくれたお陰で、今は心から笑っています。