人としてあるべき理想への道

 

(理想)
理想とは、天である
理想とは、光である
理想とは、永遠なるものである
理想とは、未来である
理想とは、宇宙である
理想とは、この世ならざる高貴さである
理想とは、高貴なる精神である

人は、高貴なる理想を目指して、向上する存在である。
そのため、人は、高貴なるものをうやまうべきである。
また、自身も理想的な高貴なる存在になろうと努力を続けなければならない。


(高貴なるものと秩序)
高貴なるものとは、徳高きもの
高貴なるものとは、穢れなき透明な精神をもつもの
高貴なるものとは、隠しだてをしない公明正大なもの
高貴なるものとは、大いなる理想・志を持つもの
高貴なるものはとは、光のようなもの

このような人物になるため、永遠なる努力を続けることが、人としての王道なのである。

高貴なるものは人の上に立ち、人々を高貴なる道へと導くことが使命なのです。国を良き方向に導くことが使命なのです。

未熟なるものは、高貴なるものとの差を謙虚に受け止め、高貴なるものの精神の教えを、従順に勉強すべきである。

そこに崇高なる、日本神道のような秩序社会が形成されるのである。


(礼節)
未熟なるものたちよ、天との大いなる差を知り、分をわきまえよ。うぬぼれてはならない。
未熟なるものたちよ、天への畏敬の念を持ちなさい
未熟なるものたちよ、従順であれ
未熟なるものたちよ、謙虚であれ
未熟なるものたちよ、高貴なるものに礼節を持てちなさい

さもなくば、高貴なるものから学ぶ資格はない


(従順)
天は、高貴なるものは、尊きものである。
尊きものに信仰を持たねばならない。

尊きものに教えを乞い、その教えを従順に実践・努力し続けるところに、天への道が現れる。

高貴なるものを師とし、天の声を聞きなさい。


(心の静けさ)
自らも高貴なるものとなるためには、まず、心を静かに波立出せないことが大事です。心を整えることです。心を練ることです。

心静かなものは、高貴なる道を歩むことができるのです。

そのためには、
礼節を身につけることです。上のものを敬う心を持つことです。謙虚であることです。礼節は、心の静けさを守るものになります。

そのためには、
私心を捨てて、欲を断つことです。

そのためには、
暗い思いを断ち切って、常に明るい思いを持ち続けることです。未来は明るいのです。「良きことのみ来たる」

そのためには、
心を和らげる風流な音楽や踊りも良いでしょう

そのためには、
他の人の心をも波立たせないことです。波立出せたなら、すぐに謝ることです。

そのためには、
心の波立ちの研究をすることです。他の人はなぜ波立つのか。どのように対処しているのか。

このように、心の静けさを保つ努力を続けることです。
心を静かにする努力を続けることで、偉大な人格に変わってゆくのです。


(志)
心静かに、自分は何を成すべきかを考えることです。

理想とは何か。
目的とは何か。
到達点とはどこなのか。
後世へ遺す遺産とは何か。

志は高く持たなくてはなりません。

高い志を持つためには、偉人を学ぶべきです。
偉人とは、心清く、高い志を持ち、努力し続けた高貴なる方々であるのです。
偉人の精神、志を学ぶことで、自らを感化し、志を持つのです。

そして、自らも、清い心で、高い志を持って生き、高貴なるものの精神を他の人が感じたならば、それに感化されたものたちが、高貴なるものとなろうと志すのです。

そのようにして人々は、人間完成への道を歩むのです。


(学問)
人は、学ばずして行動しても、何事も成すことはできません。
また人は、何を学んだかによって変わるのです。

学ぶべきは、
一つは偉人です。後世へ遺せるものの最大のものは、その人生です。どのように生きるべきかを学ぶのです。
一つは古典です。古くから残っているということは、時代や地域や人種を超えて、人の心に訴えかけるものがあるからです。
一つは歴史です。人類の歩みを学ぶことで、人類の未来を推し量る知恵となるのです。

学ぶことで、自分の考えに賛同する思想を、自らの内に蓄積することで、向上の道を歩むのです。

よく学び、自らをよく鍛え、行動し、人々に感化を与え、人生の航路を遺すのです。

また、自らも学問の師となり、未熟なるものを教育するのです。


(徳:礼・智・信・義・勇)
志を持ち、学問を修めたならば、行動することです。

徳をもって行動することです。

お互いし尊敬し合い、礼節を守って、人と接することです。
また、人の心の細かなことまで届く、洞察力をもつことです。
また、仲間を信じ、信じられるような自分であることです。
また、道理にかなった善悪を見極めることです。
そして、最後には、決断力です。行動力です。


(理想家庭/国家)
自らの精神を修めることから始まり、志を持って行動し、人々への良き感化を与え、また自らも師となり、立派な徳ある人格者を生み出し、その徳あるものが上に立ち、国家を修める。

このように、非常に整然とした礼節をもった秩序社会、理想家庭、理想国家ができてくるのです。