今日は半日、友人のフリマのお手伝いをした
値引き交渉もされた
いい男には、値引きとともに とびっきりの笑顔も添えた
後ろで、ツレの女が睨んでいた・・・・・・
途中交代して、ほかの店にも行った
う~ん アンティークはいいね
おっと 私も、そろそろ女としてはアンティークの部類なのか・・・・・
100円払って、ちっちゃい乗り物にも乗った
クルクルクルクル回る回る
私の人生も、同じところを回りっぱなし
見える景色は、同じもの
何も変わらない日々を過ごすだけ
同じことの繰り返し・・・・・・
そんなことを考えながら、女一人クルクル回る
子供が指さし
「ママ~あのおばさん、オトナなのに乗ってるよ~」
子供よ、オトナだってさ
ただただ、クルクル回りたい時だってあるんだよ・・・
頭の中では、いろんなことがクルクルしてるからさ
逆回転にして、止めようと無駄な足掻きをしちゃうんだよ
オトナになったら、わかると思うけどさ
お役ごめんとなり、バスにて帰る
バスを待つ
人生の春も、待っていれば必ず来るといいのだけれど・・・・
帰宅後、車でオートバックスに行き
よく観光地にもあるような「顔出し物」は、やらないと気がすまない自分
ここでも、子供に言われる
「ママ~あのオバちゃん、あんなことしてる・・・・・」
子供よ・・・・オトナだって、こんなことをしたい時だってあるんだよ・・・・・
いつもいつもオトナでいるのも、辛いもんがあるんだよ
帰りは、寄り道して紅葉の下で黄昏る
花ならば散るが覚悟、雪ならば消えるが覚悟といわれる事だけれど
散るが定めというのなら、私もぱっと燃えて散りたいもんだ
ススキが黄金色に輝く
落ちていくお天道様を見ながらに、堕ちていく自分が惨めになる
イケメンがいるお気に入りのカフェで元気になろう
「ボンジュール」
私は、疲れているようだ
ぼっーとして個室に入ったら、逆向きに座っていた
アブない・・・・自分は、壊れかけているのだろうか
仕切りなおして、正位置に座りなおす
ほっ・・・・・・・やはり、この位置が落ち着く
と、思ったのもつかの間
ドアに鍵をかけ忘れていたようだ・・・・・・
開けられた
「い・・・いらっしゃい・・・」
なんという間の抜けた言葉
帰宅途中に、コインランドリーで大物を洗う
クルクルクルクル回る回る・・・・・私の人生も、この中に押し込んで綺麗になればいいものを
狭い狭い人生の中を、明日も回り続けるのだろうか・・・・・