秋山です。
ブログでもメルマガでもいいんですが、
文章を書くのが苦手。
どうしても文章が書き続けられない、
という人が多いようです。
僕はわりと苦痛を感じる事なく
スラスラと文章が書ける方なのですが、
実は、
「文章が書けない」
「メルマガ1本書くのに、半日以上、下手すると
1週間もかかってしまう」
という人の気持ちが凄くよく分かります。
僕にも、そういう時期があったからです。
順を追って、お話しますね。
メルマガを長く続けていると、
僕の言葉と相性の良い人が集まり、
読者として残ります。
特別に、僕の文章が上手いわけではない
のですが、
でも、僕と似た感性を持った人達が
集まり、残るということは、
ただ書いているだけでも、
「共感」されやすくなる、という事です。
僕と相性の悪い人は、そもそも僕の
メルマガなんか、すぐに解除してしまう。
似た人だけが、読者として残り、
読み続けてくれる。
だから、メルマガを長く書き続ければ
書き続けたぶんだけ、その読者層は、
僕と似た感性の持ち主で埋まって行く。
よって、時間とともに、共感が得られ
やすくなる。
共感が得られやすいという事は、
「文章が上手いですね」
と、言われやすくなることと同じです。
僕の言葉に対して、
「あ~、それ分かる~!」
「よくぞ言ってくれました!」
「まさに、その通り!!」
と強く共感してくれる人が増え、
その人達から
「文章、面白いですね!」
「文章、上手いですね!」
という感想メールがバンバン来る
ようになります。
僕は、こういった経緯をたどって
きました。
だから、今なんかは、1か月に
5、6通は、会ったことも話したこともない、
1度もメールのやり取りすらしたことのない
読者さんから、褒め目的のメールをもらいます。
「素晴らしい!」
「天才!」
「秋山さんの文章は特別!」
口を揃えて褒められます。
嬉しいです。
嬉しいんですが、ある時、これを
重荷と感じ始めました。
そんなに感想や褒め言葉を貰わない
うちは、
とくに気にせず、好き勝手に、スラスラと
書けたんでが、
あんまり褒められ過ぎると、
「もっと面白くしなければ」
「もっともっと、凄いのを書かなければ」
という思いが空回りして、ちっとも
筆を進めることが出来なくなりました。
1時間とか2時間使って、800字程度の
メルマガをやっと書き、
翌日、読みなおしては、
「全然、面白くないじゃん・・・」
って思って、全部消し、書きなおす。
パソコンの前で1時間も2時間も
悩み続けてはみるものの、
最初の1行すらかけない。
また、5、6行書いては、
「こんなんじゃ、ダメだ。
普通すぎる」
そう思っては、またやり直し。
面白い文章、凄い文章、特別な文章を
書かなければならない。
その思い込みが自分をガチガチに
締め上げてきて、
1行も書けない日々が続きました。
「困ったなぁ・・・」
と思った、夏。
近所の公園でアイスクリームを食べながら
白くて薄い雲ごしに、太陽を眺めているうちに、
ふと思ったんです。
「オレは小説家でも評論家でもねぇ。
だいたい、メルマガやブログなんて全部
無料じゃねーか。
お金も貰っていないのに、何でオレが
勝手に、こんなに気を使って悩まなきゃ
なんねーんだ。
もう、読者の期待なんてどうでもいいや。
昔みたいに、書きたいときに、書きたいことを
書きたいように書こう」
って。
考えてみれば、僕の文章が好きだと言って
くれる人達というのは、
僕が書きたいように、自分勝手に書いたもの
を好きだと言ってくれてるんです。
それが、メルマガやブログの本質
なんじゃないか。
僕の文章が上手いから、
「面白い」
とか
「素晴らしい」
とか言われているんじゃない。
僕と似た人が集まり、残ったから
そういう人達から見ると、
文章が上手いように、見えているだけ。
つまり、ただ、僕が長く書き続けただけ。
それだけの事だったんだ。
って、気が付いたんです。
上手い文章を書こうなんて、傲慢でした。
自分ごときに、書けるわけがない。
自分には所詮、自分の身の丈ぶんの
文章しか作れないんだ。
「がんばれば、上手い文章が作れるんじゃないか」
そんな幻想にとらわれて、一歩も
動けなくなっていた自分。
いま思うと、すごく恥ずかしいです。
「このオレが書くんだから、素晴らしく
なきゃ恥ずかしい」
けっきょく、そういう思いあがったメンタルが、
かえって自分を一歩も動けなくしていた。
思うに、文章が書けないっていうのは
ほぼみんな、これが原因じゃないでしょうか。
「面白い文章じゃなきゃいけない」
それはつまり、
「自分ほどの人間が書くんだから、面白く
なきゃ恥ずかしい」
そういう、チープなプライド。
勘違い。
でもそれは、メルマガやブログの本質
では無いと思うんです。
メルマガやブログの本質は、たぶん、
コミュニケーションです。
とにかく書き続けて、自分に近い感性
を持った人間と繋がりを持つこと。
自分に近い人間が集まれば、こちらの
文章のレベルが低くても、
こちらの言葉に共感してくれますよね。
その共感が、
「上手い」
や
「面白い」
なんです。
上手い文書を書こうとしてはいけない。
ただ書き続けて、自分に似た人間を
集め、残すこと。
これがファンを作るための文章術だと
思います。
秋山シンジ
