どんなときも。 | なないろのハッピーウェディング

どんなときも。

主人のお父様が

先月29日に 亡くなられて

土日の本番を控えた日にお通夜があり
そして土日ともに披露宴の本番、打合せ・・と

めまぐるしい 週末を迎えました。

ご心配かけた皆様ごめんなさい。



告別式と披露宴の本番が 同じ時間帯になってしまい

お別れの儀式には参列できませんでした。



嫁というより 
娘みたいに可愛がってもらっていた
お義父さんのことが 大好きだったのですが

親孝行があまりできなかったこともあり
告別式にもでられないなんて
申し訳なくて そのことが
とてもつらかったけど・・・

披露宴の本番は いつものとおりのモードになって
満面の笑顔ですごせて 
その瞬間は いつものとおり 新郎新婦から
幸せを沢山もらって 
結婚式のお仕事をしていることに 本当に感謝でした。。

けれど お開きになって
お見送りが終わって
ふっと緊張が解けたとき

ああ、、そういえば
今頃 お義父さんは 灰になって
天国にのぼっているのかな。。と
思ったら 涙がとまらなくなってしまい
トイレの中に こもってしばらく
泣きました。。

目がはれてしまいしばらく
でられなくなってしまいましたが(笑)



帰宅すると 主人が

お通夜のあとの出来事や
告別式にでかけたときの様子や
お坊様にお布施を渡すタイミングのことや
そのあとの食事会のときのことなど

ことこまかに 話をしてくれたのですが

いつもの 常で

いかに おかしかったか というネタがいっぱいで

不謹慎だよー といいながら 涙が出るほど
おかしくて
ふたりで大笑いしてしまいました

ともすれば ふと お義父さんの
思い出話をしては涙目になってしまう私を

どうにかして 明るくはげまそうとする
主人の思いやりだということを
痛いほど感じて

自分の親のことなのに あんなに明るく振舞える
主人は すごいなと 思ったと同時に
本当に この人と結婚してよかった と思いました。


できすぎた 話で

お義父さんは 昨年から
自分の入るお墓を立てて 

今年のお正月には 家族みんなに
自分がいなくなったあとのことや
お墓の供養のことなどをどうすればいいかなどの
話をしていました。

そして 派手なことはしてくれるな
家族だけで葬儀をしてほしいと
自分でさがしてきた葬儀社に
今年の2月はじめに家族をつれて下見にいきました。

まったく、縁起でもない。。

な~んて思い、家族はみんな
あまりお義父さんの話を
真剣には受け止めていなかったけれど
あまりに熱心に準備を進めているので
仕方なくお付き合いをしているという
モードでした。


けれど 葬儀社に下見にいった
3日後に倒れて
心肺停止になったのです。。。

もうだめかも。。と
言われたにもかかわらず

奇跡的に息を吹き返して
一ヶ月以上 の療養をして
なんと 意識がもどり
孫の顔をみたいといったそうです。

そしてそれがかなえられると
まるで それをずっと
待っていたかのように
亡くなりました。。


「きっと思い残すこともなく満足だったと思うよ」


と主人はいいました。


そうはいっても・・・
嫁として ほんとに なんにもできなくて
最後に デコポンが食べたいってたと聞いて
いまさらながらに 店先でデコポンをみかけると
また 泣きそうになるけれど


お義父さんは
いつも 冗談ばかりいって
人を笑わせるのが好きな人だったから


こうして お義父さんゆずりの 主人のおもしろい話を
いっぱいきいて ふたりで大笑いすることを

もしかしたら
お義父さんは 望んでいたのかな。。
天国でよろこんでくれているのかもしれないな。。


どんなときも いっぱい笑って

どんなときも 笑顔で
 
どんなときも 周りの人を元気づけてあげなさい



そんな風に言われている気がしました。。。



お義父さあん、

連休にまた
会いにいくからねー