じーんとした熱い思い | 健康幸せ活き活き習慣

じーんとした熱い思い

「じーんとした熱い思い」というお話です。

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石川起子さんの心に響く言葉より…

冬休みに入って間もなく、電車に乗りました。

アルバイトで疲れ、少し人間関係がイヤになっていたとき…ふと前を見ると、右手の不自由なおじさんが乗ってきて、私の左側に座りました。

そして、片手で一生懸命本を読み始めました。

ちらっと横目で見たら、1ページ1ページめくるのが大変そうで、思わず片手をサッと出して本のはしを持ってあげました。

黙って見ていられなくなってしまって、役に立ちたいと思ったからです。

おじさんは遠慮して、

「あっ、大丈夫ですよ」

と言って、すぐに読みかけの本をしまって、しばらくうつむいてしまったのです。

次の駅に着いたとき、おじさんは目に涙を浮かべながら、

「やさしんですね…」

と言ってくれました。

胸のどこかでじーんとした喜びがありました。

その直後、下車するようだったので、勇気を出して、

「がんばってください!」

と言えて、また、じーんとした熱い思いがこみあげてきました。

“埼玉県新座市 石川起子(16歳)”

『涙が出るほどいい話 第六集』河出書房新社
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今年も幸せな1年でありますように!