謙虚 | 健康幸せ活き活き習慣

謙虚

「謙虚」というお話です。

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元佐賀大学学長の上原春男氏の心に響く言葉より…

土光敏夫氏は経団連の会長となられましたが、私は氏が仕事を始める前の早朝の1時間くらいを使って、土光氏に講義をしていた時期があります。

エネルギーに関しての話が中心でしたが、氏はいつも熱心に耳を傾け、講義が終わると、30分くらいたて続けに鋭い質問をされました。

向こうは財界の大物。

こっちは田舎の大学助教授の身分、しかも息子くらいの年齢の若造ですから、ずいぶん緊張もしました。

しかし、氏は始終、私を「先生」として扱われ、講義中は1人の生徒のようにまじめに、熱心に話を聞いておられました。

こうした体験から、私は成長のための重要な条件を学んだのです。

それは熱心であること。

それからもう一つ、謙虚であることです。

私のような年下の人間を相手にしても少しもいばらない。

いばるどころか、若い人間の意見だからこそ、しっかりと耳を傾け、それを尊重してやろう、そこから学ぼうという謙虚な姿勢が明らかでした。

土光氏と話すとき、私はいつも、「私のような若い者が言うのはおこがましいのですが」という前置きを口癖のように言っていました。

するとあるとき、土光氏は私にこうおっしゃいました。

「先生はいつも『私のような若い者が』と言われるが、先生はいくつですか」

私が35か6歳くらいのときでしたから、その旨答えると、土光氏は再度、「35歳は若いのですか」とたずねられるのです。

私は冗談半分に、「若いと思います、土光さんに比べれば…」と答えました。

すると土光氏は、にわかに鋭い目をして、

「先生、それは間違っている。

人間は30歳過ぎたら一人前です。

30歳過ぎて若いなんて言ったらいかん。

そう言うということは、わずかならがらでも、責任逃れをしたいという気持の表れです」

となかば怒りながら、私をいさめられたのです。

『成長するものだけが生き残る』サンマーク出版
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このお話のように、学ぶ姿勢は、「熱心」であり、「謙虚」であることが求められると思います。

但し、この「謙虚」という姿勢や態度は、自分を「卑下」することと勘違いしている日本人が、あまりにも多いのではないでしょうか?

そんなことを教えてくれるお話ですね。

「他人に否定される前に、自分の評価を自分で下げておこう」と考えてはいけないということです。

ありのままの自分でいいのだと思います。