適正規模を維持する | 健康幸せ活き活き習慣

適正規模を維持する

「適正規模を維持する」というお話です。

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岡野工業の岡野雅行氏の心に響く言葉より…

一つ当たった製品に特化して規模を拡大すると、人件費も設備費も何もかも急激に拡大する。

だから逆に、守りに入らざるを得なくなるんだ。

ところが、俺が儲けだしたら他のやつらも黙っちゃいない。

必ず同じような製品を造り出して、必然的に価格競争に捲き込まれる。

人も雇って工場も機械も増やしているところに値段が下がっていったんじゃ、いずれ立ちいかなくなるのは目に見えている。

うちもそういう道を辿(たど)っていたら、一時はメーカーとして儲けただろうけど、間違いなくバブルあたりで潰れていたはずだよ。

こんな簡単なことは経営学の教科書にも載っているはずだけど、目の前にニンジンをぶら下げられると、みんなそっちに走ってしまうんだ。

一つ成功すると、それにしがみつきたくなるのが人間だから。

「まだこんなに儲かっているのに手放すなんてとんでもない」って。

儲けて浮かれていたのが、気づいたら1年後、2年後には見る影もなくなってたってケースを、俺はごまんと見てきたからね。

だから俺は、どんなに苦労して作ったプラントでも、価格競争が起こる前に見切りをつけてプラントごと売っちまうんだ。

せっかく開発した技術だからといって、もったいないなんて考えない。

欲しいってところに気持ちよく譲ればいいんだ。

「見切り千両」は俺の鉄則だね。

だから、俺の会社は大きくしない。

岡野工業が社員5人だって知ると、たいがいの人がびっくりする。

もっとも、5人や6人で小さい会社をずーっとやっていくのも努力が必要なんだ。

みんなは大きくするのに努力するんだろうけど、俺は、この小さい規模を保つのに努力してるんだ。

誰だって高校時代の身体に戻りたいと思っても、まず戻れないのと同じで、高校時代の体型と目方を死ぬまで守るっていうのは、これはこれで大変なんだよ。

人間だって食えばデカくなる。

会社だって放っておくとすぐ大きくなる。

それをさせないでおくというのは、それほど簡単じゃないんだ。

みんなは食べるだけ食べて排泄しないでいるから、太って、便秘になってしまうんだよ。

多くの会社は俺から言わせりゃ、便秘状態のメタボなんだよ。

「この仕事でずっと儲けるぞ」って一つの成功体験を抱え込んでしまって、便秘状態になってるんだな。

便秘になって、同時に太る。

規模が大きくなって、贅肉(ぜいにく)ばかりついて身動きが取れなくなってしまうんだ。

だけど俺は食べたらすぐに外に出しちゃう。

いつもスリムでいられるから、自由で小回りが利くんだ。

『俺の感性が羅針盤だ!』こう書房
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この岡野さんのように、拡大成長路線に乗らない企業も全国にはいくつかありますね。

昔から何百年と続く老舗旅館だったり、和菓子店や飲食店などです。

でも、彼らは昔と同じことを続けているわけではないところがポイントです。

時流に合った、新しい発想で、新しい商品にチャレンジしている企業がほとんどなのです。

昔から変わらないのは、企業規模だけなのです。

適正規模を維持する努力は、並大抵のことではないと思います。

自分の高校時代の体系をずっと維持する難しさと同じですから・・・