考える作業 | 健康幸せ活き活き習慣

考える作業

「考える作業」というお話です。

----------↓
サンデル教授の見事な授業のことを友人に話していたら、
面白い話を教えてくれました。

今日は、それをご紹介したいと思います。

皆さんも答えを考えながら、楽しんで読んでください。

それでは、ドラマの状況を説明します。

今、あなたは車を運転しています。2人乗りの車です。

そして、土砂降りの雨が降っています。

外には3人の人が土砂降りの雨の中にいます。

一人は、急病人です。一刻も早く病院に行かなければ危ない状況です。

一人はドクターです。そして、もう一人は、あなたの愛する人です。

あなたは、この状況のときに誰を乗せますか?

おそらく、急病人を乗せて、病院へ急ぐ!という意見が多いと思いますが、
実は、キレイな正解があります。

あなたは、ドクターに車を貸して、ドクターが運転して、
急病人を乗せて、病院へ急ぐのです。

そして、あなたは愛する人と、土砂降りの雨の中を2人で過ごすのです。

もちろん、ドクターが運転ができるというのが前提ですが、
これは、自分が運転するという固定概念を外すという問題でした。

ドクターが運転したほうが、急病人がそばにいるときに、安全です。

そして、あなたも愛する人と一緒にいることができるのです。
(愛する人と一緒なら、土砂降りの中でも幸せですよね)

「考える」というのは、実に面白い作業です。

サンデルは、この「考える作業」をさせる天才かもしれません。

考えて意見を言うことは、参加するということです。

参加するということは、その人が主役になるということです。

サンデルの授業は、議論を通じて学生に「自分の頭で考える訓練」を課します。

サンデルの思想的立場に賛同するかどうかは、二義的な問題、
あえて言えば、問題外なのです。

「コースの最後の数週間になって、私の見解を聞く頃には、
学生たちは、すでに一連の別の見解や観点を身に付けていて、
私が提示するものを受け入れたり、拒否できる立場にあります。

そして、彼らは私の考えに挑戦したり、疑問を呈することに、ためらいはしません。

私は、それを心強く感じています」

実に感動的なコメントです。

実際、驚くのは約1,000人の学生のうち、サルデルの立場に同意するものは、
多数派ではないということです。

サンデルの言葉です。

「自分の考えを押し付けてはいけない。考える道筋を教えれば、答えは相手が見い出す」

田渕 裕哉
----------↑

う~ん。最後の文章は、私の心に響きましたね。

素晴らしい考え方に出会うと、他の人にも理解してもらい、共感してもらいたい一身で、その考えを押付けているところがあったことを深く反省しました。

相手が「考える作業」をお手伝いしてあげるだけで、全ての答えは、相手が見出すものだということですね。
勉強になります。