円高は輸出依存型の日本にはネガティブな材料。そのため日経平均株価の戻りは限定的。

 

一方、東証株価指数(TOPIX)は年初来高値に迫る。値がさハイテク株の影響が大きい日経平均は円高に足を引っ張られやすいが、時価総額の大きい金融セクターの影響を受けるTOPIXは金利上昇はプラスだ。

 

銀行は保有国債の含み損の懸念もあるが、それは中小行の話。

 

メガバンクは金利上昇を懸念して国債の保有を減少させており、金利上昇はダイレクトに利益拡大につながる可能性がある。

 

そのため円高・金利上昇という局面での対象は、

三菱UFJフィナンシャル・グループ 、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ になる。

 

そのほか、

 

全国保障7164 金利上昇に伴う住宅ローン相談が増える。

 

円高局面では紙パルプ、化学など、原材料を海外から輸入する素材関連のほか、為替の影響を受けにくい小売りやサービスなどの内需関連銘柄などに投資家の関心が向かうこととなる。

 

このなかでも、王子ホールディングス <3861> [東証P]系で、国内外で紙・板紙・パルプなどの卸売業を手掛けるKPPグループホールディングス <9274>