中学入試では、5点、いや、1点の差で泣く人もいれは、笑う人もいます。

1点の重み。

これについては、いくら強調してもしすぎるということはないでしょう。

にもかかわらず、

受験生たちの中に、ミスをする子の、なんと多いことか。

防げないミスは仕方ないにしても、防げるのに防ごうとしないミスは・・・

例えば、計算ミス。

計算ミスの大半は、

「暗算」

によって起こります。

「いや、でも、いちいち全部書いていたら時間がかかりすぎるから・・・」

そのように思っている子どもたちは多いです。

ある実験をご紹介しましょう。

「3ケタ割る1ケタ」の計算を、「暗算大好き、筆算や途中式はめんどくさい派」の子にやってもらったところ、

暗算の場合、

photo:01



32秒

筆算の場合、

photo:02



16秒

でした。

速いと思っていた暗算は、筆算の約2倍の時間がかかることが分かりました。

しかも、途中式を書かないクセをつけていると、入試本番でミスを発見する
のに膨大な時間がかかります。

先ほどの子の場合、

photo:03



「99÷5=18」

と、暗算でやってしまっていたために、ミスを発見するのにかなり時間がかかりました。

やはり、

暗算は、時間がかかるし、ミスを連発します。


「途中式を書き、筆算をする。」

これがきちんとできるようになれば、計算ミスはかなり防ぐことができますニコニコ