【総評】

とても良い問題が多く、実力のない子は点が取れないが、実力のある子はしっかり点が取れる、

つまり「差がつきやすい」入試問題だと言える。

【具体的な対策3つのポイント】

❶選択肢問題

《分析》

非常によく考えて作られている。

いい加減にサッと答えると、「ダミーの選択肢」に引っかかるが、じっくり時間をかけて吟味すれば必ず正答にたどり着ける問題が多い。

《対策》

すぐに判断できる選択肢は素早く解き、じっくり判断すべき選択肢には、ある程度の時間をかける。

❷記述問題

《分析》

長い文章の中から解答に必要な要素を素早く見つけてくる能力が試されている。

制限時間中に満点の答案を作るのは極めて難しい。

《対策》

満点ではなく「5割」の答案を目指す。

あまり深く考えすぎず、本文の中で答えになりそうな部分を素早く抜き出し、つなぎ合わせればよい。

記述問題で時間をかけてもあまり点数は伸びないどころか、時間をかければ正答にたどり着ける「選択肢の問題」に割く時間がなくなってしまう。

できる限り素早く答案を作成するよう心がけるべき。

❸漢字やことばなどの知識問題

《分析》

基本的な問題が多い上に、配点は高め。つまり、差がつきやすい。

したがって、ここで点を取れないとまずい。

ただし、難しい問題も混じっており、その部分については正答率は低いと思われる。

《対策》

難しい知識の習得は目指さず、基本的な知識を繰り返し学習してマスターするようにする。