6年生のちびっ子。

入試直前。

算数の、

流水算・植木算・日暦算など文章題。

この時期に、

まだ「基本」が身についていない。

なぜか!?

理由は明らかだ。

何度習っても、

そのたびに、

「今身につけなくても、次がある」

と思い続けて三千里だからだ叫び(笑)

人生において、

「次」

などない。

常に、

「今」

しかない。

私たちは、一瞬一瞬を、

「今」

しかないと思って生きているだろうか!?

「次がある」

と思っていないだろうかはてなマーク

今日会った人とは、

明日は会えないかもしれない。

どちらかが天に召される可能性すらある。

私は、人に会った場合、基本的に、

どんな人とでも、

別れ際に、

「あなたに祝福が訪れますように」

と祈り星、その人の姿が見えなくなるまで、見送り続ける。

なぜなら、

「次」

などないかもしれないからだ。

実は・・・

私には、ある友だちかつ弟分みたいなやつがいた。

そいつは、病気がちで、入院していることも結構あった。

ある日、入院中のそいつから、電話がかかってきた。

「退院したら、あんなことやこんなこと、いっぱいやろうね。」

というような話をしていた。

彼はそれまでにも入院してはまた退院し、そしてまた元気な顔をして遊びに行ったりしていたから、特に何も深く考えることなくフツーに電話を切ったと記憶している。

・・・それが、そいつとの最後の電話となったのだ。

「それが分かっていれば・・・もっとちゃんとあのとき、いろんな話をしたかもしれなかったのに」・・・

天国に召されてからも、彼は様々な形で僕たちにメッセージを送ってくれている。

しかし、

肉体を持った人間同士の交流は、

もうできないのだ。

・・・

私はいつも胸に次の言葉を刻み込み続けている。

「次など、ない。」