母は、

わたしを産んで幸せだったのか。


わたしがいることで、少しでも幸せを感じた時があったのか。



もやもやした気持ちを抱えるわたしに、

母の担当医は、


「夏輝さんの存在は、生きる希望になっていると思いますよ」



半信半疑のわたしに、


「今日は、よく笑っています」と。


最近、母は暴言が目立つそう。

「バカ」とか、担当してくれる方に言っているそうで。

面会に行った日、母はよく笑っていたそう。

うれしかったのかな? 娘に会えて。


「申し訳ないです、ご不快な思いをさせてしまって、、」

と言うわたしに、

「いえいえ、病気で出てる症状ですから。大丈夫ですよ!慣れてます」



…慣れてしまうのか、そんな言葉を浴びせられる日々に。


すごい仕事をしてくれている方々がいる。

頭が上がらない。



わたしの母の担当の先生や、ケアしてくれる方々、本当にいつも優しい。

そして笑顔で母と接してくれている。


それは、母の表情を見ていても分かる。

いい方たちに恵まれた。

大事な母を、大事に尊重してくださる方々。

それが素直にうれしい。

あたたかい気持ちになる。



精神病棟って、中を見ることがなかなかできなくて、閉鎖的だから、不安にもなる。


でも今の病院は、本当に、あたたかいと感じる。


精神病棟内での悲しすぎるニュースも目にし、心がえぐられる想いになった。

患者への暴言や暴力。

あり得ない。



なぜ、

あなたはその職業を志したのか。


お医者さんもそうだけど、

ケアにあたる人たちは、心から人を助けたいと思う人だけが選ぶべき職業だと思う。




脱線してしまったけれど。


わたしは、

担当医からの、

母にとって「あなたが生きる希望」になり得ているという言葉はわたしの存在を肯定してくれたように感じた。