誰にでも思い出すだけで胸が締めつけられるような
せつない恋をした事が1度はあるでしょう。

今日は独り言の日記です。

ある恋の話。


彼は容姿も良く、優しく、リッチで世間ではちょっとした有名人。
我が儘でやんちゃなで彼女より少しだけ年下の彼は、
今まで年上としか付き合ったことのなかった彼女にとって
すごく魅力的で、彼女は出会ってすぐに彼に恋をしました。


大きなキャデラックでいつも突然現れて
「会いたかったよ」と優し笑顔で迎えに来る彼。
でも、彼との恋は・・楽しいよりも苦しいがいっぱいの恋。

忙しい彼に会えるのはいつも突然で気まぐれで
会いたいと願って眠りに付く毎日。
口ずさむのは、いつも悲しいLOVE SONG。

そんな切ない恋は長続きするわけもなく、彼と彼女の恋は1年とたたずに
終わりを迎えました。

彼女は彼が大好きでした。
でも別れを切り出したのは彼女。彼女は彼から逃げてしまったのです。


それからしばらくして、彼女は旅にでました。
彼を忘れる為に、長い長い旅に出ました。

優しい仲間と、初めて見る景色、全てを受け入れてくれるような暖かい言葉達と笑い声。

遠い国で聞いた留守電には懐かしい彼の声。

「会いたいよ」の言葉と、彼に良く似た目をする人に、涙が溢れそうになるけれど、
全てを変えたいと出発した旅だから・・・

新しい自分になるため、後ろを振り向かず、新しい恋も探す旅。
泣いてばかりいたあの頃の自分に、誇れる自分を探す旅。

沢山の出会いと別れを繰り返して、初めて感じた本当の優しさ。
初めて見つけた本当の自分。

今ではあの旅も、遠い昔の思い出。





あの日あの旅の途中、あの街で感じた風の音をきっと、私は一生忘れない。
あの日あの街で出会ったすべての仲間を、私はきっと一生忘れないでしょう。



そして彼とのことも今はきっと素敵な思い出。

今はあの頃の自分に、きっと誇れる自分になれてる・・・はず・・・かな。