アジア・タレント・カップ(ATC) | 7C 社長のブログ

アジア・タレント・カップ(ATC)

全日本SUGOラウンドが終りました。茂木に続いてサポートしているGerryも含めて転倒リタイアでした。お世話になっている関係各位には大変申し訳ございませんでした。
残り2戦いい報告ができるように頑張ります。
全日本は残り2戦ですが、ATC,MSSを含めると8戦残っていますし、CEVを含めたら10数戦ありますのでまだまだ、頑張ります。

今回は今年から始まったATCに関してまとめてみたいと思います。
まとまるかどうかは・・・・・・

昨年、10月にセパンのカートコースでアンダーボーンを使ったオーディション(書類では600人以上応募があったとか、)オーディション会場には100数十名が集まり2グループに分けて3日間かけて22名が決まりました。

2月にシェイクダウンを兼ねてTEST。
車両はNSF250
変更点はエキゾースト(アクラ) ブレーキシステム(ニッシン)ステアリングダンパー(オーリンズ)ホイール(OZ)
後はステップ関係が変わっていたり、Rフェンダー、スイングアームプロテクターがついているぐらい。
マフラーは音量の関係で日本では使えない(選手権では)以外は入手可能なものばかりです。

付添はメカニックではなくてヘルパーという扱い。
メカニックは5-6台に一人、後はサスペンション担当が1人、インジェクション関係が1人
マネージャー、チーフメカニック、アルベルト・プーチさんと総勢で10数人。

最初の案内ではホイール交換、給油ができて英語が話せること、という案内。
実際、最初のスクーリングではFスタンドのかけ方から教わりました。(笑)
しかも、まさかの「お前やってみろ」と言われて、Fスタンドをかけまた処、「うまいな」と、
褒めてもらいました。(笑)、たぶん、あなたより昔から使ってたと思うとは、
語学力の無い自分には言えませんでしたけど。
其のあともホイール交換を教わったりしました。よっぽど出来なさそうに見えたのか、かならず、作業はチェックされました。
実際にNSFを触ったことのない人もいるので全体のレベルを見るには必要なことなのでしょうけど。

セッティング等、どこまでやっていいのか、やってくれるのか様子を見ていると、とにかく
Don't touchと何も触らせてくれませんでした。燃料の確認もダメ(笑)
途中で確認しようとしても、触るな!
(どう考えてもガス欠になるなー、と思っていたらTEST最後で・・・・・(笑))
これも徐々にOKになっていきましたが。

サスはイニシャル、ダンパー、スプリングの変更はOK,油面もOK。
ポジションもOK。そのための部品変更もOK。
どこまでをイコールにしてくのか明確でないのが気になっていますが
ハードに関してイコールは存在しないと思っているので
様子見してました。(今、イコールコンディションのレースはmoto2ぐらいじゃないかな。2輪、4輪見渡しても)

体重のある海斗はハンディーだけど、剣、涼に負けているうちは問題ないと。
さすが体重の軽い歩夢はウエイトつけられています。
この辺りはもっと、明確にしてもいいのかなと。
また、ライダー個々の評価が何もないので成績だけの判断になるのかな?
それだと、ハード、ソフトのバランスを取った方がいいのかな。
総重量を測るとか、ロガーで管理するとか。

ソフトに関しても、さっきも書いた、ヘルパーがレースを知らないお父さんから、自分のような経験者までいて、さらにチームオーナーが帯同しているところもあるので、ハード以上に差が出るのかなと。
やり取りも、できるだけ海斗に直接スタッフとやり取りさせてるが勝ち負けにこだわるなら、ヘルパーが直接やり取りするし、そのやり方の方が多いかな。
イコールを考えるなら、ヘルパーは一切やり取りできないようにするとか、メカニックの人数を増やすとかが必要かなと。
そういったことでも日本人は今のところ優位にいるかな。

先ほど、評価基準がないことを書いたが、さらに言うと次のステップも見えてこない。
ROAD TO ROOKIES CUPと銘打っているけど、
来年の募集を見ると、1998年1月1日から、2002年3月31日生まれ、って・・・・
この辺りは、もう暫くまちなのかな。

いろいろ書いたけど、今までにない若手のチャンスであることは間違いなく、
開催1年目といこともあるので、2年目に向けてもっと素晴らしい、システムになってくれことを願っています。

願わくば、ヘルパーはヘルパーで済むようにならないかな---
前半終わった時点で、オイル交換、クラッチ交換、チェーン、パッド、エンジン脱着etc
と、すでにヘルパーの領域を超えてる・・・・・・


次はMSSについて書きます。たぶん(笑)