俳句誌 響焔 2021年7月号 | ナナコとジュウイチ

ナナコとジュウイチ

ちょっとしたストーリーを書いてます。あと、最近、俳句を始めました。

鬱金香寝ざめの悪き夢のあと

 

メトロからカフェまでの道風光る

 

落花かな電車通りに舞う光

 

モーターの部品を欠いて豆の花

 

花楓祖父の形見の葉巻切

 

 

2句目、メトロの駅の階段を上り外に出ると、春の街はパッと明るくなる。

一陣の風が吹き抜けた。今日はちょっとカフェに寄り道をして行こう。

5句目、森鴎外記念館に鴎外遺品の「葉巻切」が置いてあった。

家族にとっての鴎外は優しいパパでしかない。そんな一面が垣間見られた。

 

春の季節に似合う歌…