学校で席替えを行った
俺の席はドア側の一番後ろの席だったので、席替えなどしなくても良かった。
授業中は本を読んでいられるし、ドアの目の前だから席に座るのも楽だった
唯一の欠点は、ドアが少しでも開いてると冷たい風が入ってきて寒いという物だけだった
とにかく、席替えが始まった
一人ひとりクジを引いて行く、因みに俺がクジを引くのは一番最後だった
廊下側と窓側がジャンケンして、右側から引くか、左側から引いていくかを決める
ドア側の代表者が負けたことにより、窓側からクジを引いていくことに
なので一番後ろの俺が必然的に最後になったのだ
俺はクジ運があまりよろしくない、なので席替えの時はとにかく一番前だけにはならないように願って引く
一番前の席は4つあって、目の悪い人が2人、先に座ったので残りは2席だけ
俺の引く番まであと残り6人の時、未だに一番前の2席は空いたままだった
もう心臓がドクンドクン鳴って『オイオイ、一番前は勘弁してくれ』と祈っていた
残り5人目でやっと一番前の1席がやっと埋る、引いた方は落胆の表情で次の席替えはいつかと嘆いていた
その後、俺の番まで一番前の空席が埋ることはなかった。
しかし、一番前以外にも空いてる席がいくつかある
今日は欠席者が2名いたのだ
俺をあわせ空いてる席は3つ、一番前の席、窓側の一番後ろ、ドア側の微妙な位置の席
くじ引き用の袋に手を入れる、3枚ある中の左端のを引き上げる
4つに折りたたまれた紙をおそるおそる開く
おもわず笑みがこぼれた
「よし」
俺は窓側の一番後ろの席を引き当てることができた
クジを引く前はあんなに高鳴っていた心臓もおさまって
変わりに口元が緩まって、直すのに苦労した
多分、くじ引きでここまで緊張するのは俺ぐらいのものだろう
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