T2が始まる前に観ておこうと思って観ました。

この映画かっこいい、と素直に思えるのは10代までかなと思った。私の場合は。
思春期のギラギラしたものがカッコよく見える感覚で観たら、きっと鳥肌立ってたと思う。

でも今は違う。
若い頃のギラギラしたものに憧れた自分を哀れに感じる時の気持ちと、不快感が残った。

ストーリーは面白い。
でも不快。悪い意味ではないけど。
それは、ドラッグ、子供の死、エイズ、友人の死、孤独、自己嫌悪、、、

と言葉を並べてるあたり既に映画にもろ影響受けてる、、

10代の頃、大学の頃に感じた(もちろんドラッグとかそんなの経験した事ないけど)退屈で、何がしたいか分からなくて、暇だからバイトして遊んで時間潰して、このままどうなるのか不安で、でもやっぱり何したらいいのかは分からないあの時の不快感、嫌悪感がドバッと流れ込んできた。

映画の凄さは評論家の意見を見ればいい。
この映画を観て、自分に押し寄せてきたこの気持ち悪さを、忘れたくないと思った。

正直観終わった後、レントン達の20年後なんて興味ないと思った。
でも観に行く。
また気持ち悪くなりたいと思った。
そんな中毒性のある映画。

70点

それにしてもユアン・マクレガーがカッコいい。
個人的にエドワード・ノートン以来のイケメン海外男優でした。