MONO NO AWARE(モノノアワレ) というバンドのme to me という曲のミュージックビデオに出演しました。



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cast: 7A, Tomohiro Sakurai
camera: Shigeta Kobayashi
stylist: Kie Fujii
hair & make: Aki Kudo
room coordinator: Souta Yoriki
production manager: Hironori Komatsu, Taiki Kumagai
director: Soh Ideuchi

produced by 204
(http://204.tokyo/)
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MONO NO AWARE 
HP
http://mono-no-aware.wix.com/mono-no-aware

sound cloud
https://soundcloud.com/mono_no_aware-1

twitter
https://twitter.com/mono_no_aware_













監督の井出内創さんは、10月に森の映画祭でも上映された出演作「ふとして光は」でも撮影、監督をしているので、一緒に映像作品を作るのはこれが2度目。
今回も映像チーム
204の作品です。


この撮影が決まるずいぶん前に創さんから「最近このバンドのこの曲が好きで、気になってる」と話を聞いた時には、送られてきたサウンドクラウドのURLをチェックしただけでした。でも、後から聞いてみたら曲がすごく良くて。

その後、創さんから「バンドとコンタクトが取れて、MV撮らせてもらう事になった!」と連絡がきた時は嬉しかったです。なんだか撮影前から楽しみでした。

そして撮影はスケージュルの密度、内容、共に濃いもので、個人的に考えることもあり、いろんな意味で思い入れのある作品になりました!(いつか話すね!)


MONO NO AWAREは12/14に新しいEP「舟」をリリースしたそうで、me to meはその中に収録されているので、みなさんぜひライブへ足をお運びください。
CDは現在はライブ会場での手売りのみだそうです。


実は、私も音源が欲しくて今日ライブを見にいってきました。(タイムリーです笑)
ほんとうは12/14にMONO NO AWAREの自主企画のレコ初イベントがあり、それに行きたかったのですが、私は当日名古屋にいたので行かれず、、、。
音源が手に入るのが現在ではライブ会場のみということで、バンドのライブスケジュールをチェックすると丁度今日、しかも遅めの時間からだったので用事をすませてから予約もせずにふらっといってきました。


染められた布が封筒状になったパッケージに、手刷りの「MONO NO AWARE」のロゴ。
これ、ひとつずつ自分たちで縫ってるそうです。
1曲ごとのイラストが描かれた歌詞カード入り。

いま、家に帰ってこのブログを書きながらさっそく聞いているところです。
あ~なんだか嬉しいな。
またライブみにいこう。

(明日、群馬でやるイベントに出るみたいです。すごく出演者が豪華なので群馬の人はぜひ)

なにが嬉しいって、好きだと思った曲のMVを好きな人たちと作って、更にそのMVもすごく良いものになったってこと(本当に制作チームのおかげです。)はもちろんなんですけど、すごく良い音楽に新しく出会たことが嬉しいですね私は。





実はこのMV制作にあたって制作チームで打ち合わせをした際、その日バンドのみなさんは予定があり参加ができず、ボーカルの玉置くんがその晩に制作チームとキャストに送ってくださったメールにかなりグッときたので一部引用してご紹介します。

以下、MONO NO AWAREボーカル玉置くんからのメール(一部です)

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今や電車内でスマホを弄り倒すことは日常であり、
ハガキ大の電子機器に向かって小さく叫びながら斬りつけるようにタッチ、
facebookを開いては小陰唇を広げるかのようにズーム、
彼らにとって車内はスマホと自身のみの空間であり、
互いが互いのことを有象無象のように捉えているのが現状です。

また、同時にスマホは拡散器です。
優先席で缶ビールを足元にこぼしたまま眠りに落ちてしまい、
次の駅で乗車してきた人々におもらしと勘違いされて
写メの嵐を全身に浴びるサラリーマンを見たことがあります。
SNSは、これを取り上げることで一時的なヒーローとなるためのツールと化しています。

私もサラリーマンの状況には笑うしかありませんでしたが、
その笑いも、シャッターを切る人々に対する嘲笑に変わっておりました。
そして私の中でフツフツと湧き起こる
「よく見れば分かるんだから、缶を拾ってやるとか起こしてやるとか、それなりの優しさ、対価を支払うべきだろ。それで初めておもらしを写真に収めることが笑い話になるんじゃないのか」
ついでに
「『電車に態度悪い奴いるんですけど』みたいなツイートする暇あるなら直接言え」
という感情。

ただ、この文句さえも、私は皆様にこの場を借りて伝えることが精いっぱいで、
そのような人々に直接言った試しはありません。
そのとき初めて、私さえも嘲笑されていることを自覚し、
目を血走らせながら自省を繰り返します。

これが「me to me」の前半部分であり、この曲の原動力であります。

あまり考えて歌詞を書いているわけではありませんが、
後半は、恋愛の色味が強くなり、結果的に普遍性を帯びたように思います。

「息止め透明になっては溶け込んで互いにらみ合った目と目」
はSNSの匿名性のことであり、「目と目」という主題を、ネガティブに表現しています。
これは通じ合う目と目ではなく、交差し合う目と目です。

ギュッと手と手取り合っては時計も忘れ互い見つめ合った目と目」
は言わずもがなアベックの情景であり、「目と目」をポジティブに表現しています。
これこそが、通じ合う目と目です。

SNSでしか実現されがたい(匿名だからこそ面白がれる発言、不幸の、笑い話への昇華など)コンテンツはありますが、
私は基本的に目を見て聞いたこと、話したことがすべてだと考えております。
皆様はいかがでしょうか。
最近、思ったことを正直に相手の目を見て伝えた日を思い出していただけますでしょうか。
今回の撮影は、発想は僕にないものであり、かつ僕の意に沿うものとなっておりまして、
完成を思うと、井手内さんはじめ、皆様に感謝してやみません。本当にありがとうございます。

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このメールを読んで私がMONO NO AWAREをより好きになったのは言うまでもないです。

me to me の楽曲、ミュージックビデオ、MONO NO AWAREがたくさんの人に愛されますように!






7A

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