今日は彼と一緒にダンスの発表でした。
最初は彼に会うことですらためらってきたけど、何とかこの日を迎えられました。
今日は高校の三年生を送る会みたいな舞台で踊りました。
去年の今日は、三年生のスライドショーがはじまると号泣した思い出がある。
その時はまだ彼女とも付合っていて、彼とも普通に友達でいられたときでした。
こんな充実した、楽しい高校生活があと二年もできるなんて・・・そうやって彼女に抱きついた。
そしたら彼が来て、僕をやさしく「また来年も踊ろう」って言ってくれた。
僕にとって大切な一日でした。
今日は舞台に上がると、三年生の歓声で僕たちが包まれた・・・
すると曲が始まると、さっきまで緊張していたのも忘れ、歓声と一緒に踊るのに夢中になった。
そう・・・
彼女と別れた一年間なんて忘れたかのように、必死に踊った。
僕の気持ちはあの頃と変わっていなかった。
すると曲も終わり、すがすがしい気持ちの反面、終わってしまったという気持ちでいっぱいになった。
舞台から下り、ほかの発表をみようと客席に戻ろうとした。
すると、目の前に彼女がいた。
体育館が暗くても、君の横顔は見つけられる。
彼女は、僕じゃない誰かを必死に探しているようだった。
きっと、彼女が求めていたのは彼なんだろう・・・
僕が立っている場所と、君の建っている場所。
この距離はあの頃とまったく変わっていない。
君に届く距離なのに、気持ちの距離が離れすぎて声をかけることすらできない。
僕の目の前にいるのに・・・
僕の気持ちは変わらないのに・・・・
そうやって思うと急に悲しくなった。
去年とは違う涙が僕をおそった。
今でもだいすきだ。
本当を言えば、君に話しかけたかった。
あの頃となにも変わらない、普通の会話がしたかった。
君の目にはもう僕映ることはないのかな。
もう戻ることのない関係。
だけども君を敏感に反応してしまうんだよ。
君のにおいも、
君の横顔も、
君の声も、
全部僕は知っているから、君を感じないことなんてできないんだよ。
君を失うと僕は、こんなにもはダメになる。