勇翔「それでもいいよ!僕が生まれてこない

世界でも!和子さんを原爆から

救いたいんだ!」

和子「わかったわ、その変わり約束

してね。どんなことがあっても生きる

ということ」

和子「私知らないからね、勇翔くんのいた

時代が変わっても」

勇翔「覚悟のうえだよ、あと約4日後・・

広島県、午前8時15分にB29が上空から

見える。B29が一発の小さい爆弾を

おとしてくる。上空約600mに衝撃波と

共に爆弾を爆発させてくる」

勇翔「約20万人の人が命をおとす・・」

和子「・・アメリカの新型爆弾なのね?」

勇翔「そう、後に僕らのいた時代には

マンハッタン計画と呼ばれるんだけど」

和子「ねえ、勇翔くんに渡したいもの

あるけど、受け取ってくれる?」

勇翔「何を?」

和子「私の心」

勇翔「!?」

和子「またいやらしいこと考えた

でしょ?女性は話しを聞いてもらう

人が好きになるんだよ」

勇翔「・・そうかな?僕の時代は

お金ある人がもてるけどね」

和子「勇翔くんの時代はお金なんだね?」

和子「私の大切なものはね・・ちょっと

まっててね」

そう言って和子は向日葵がたくさんある

家に戻っていった。

・・約30分くらいたった時に和子が

戻ってきた。

和子「おまたせ」

そういうと和子は一枚の手紙と何か

布みたいなものをもってきた。

勇翔「その中身は何入ってる?」

和子「秘密・・でも約束してね」

勇翔「わかった、約束する」

和子「ほんとに約束してね、今から

この防空壕近くにこの手紙と袋を

土の中に入れるから」

和子「絶対にみないでね」

勇翔「わかった、みない」

和子「じゃあ後ろ向いて」

勇翔が後ろをむくと和子は

防空壕からでていった。

しばらくして戻ってきて

和子「勇翔くん、私の気持ちよ」

そうして私の背中からハグをされた。

・・人の温かさ、ほんとに久しぶり

に感じた。僕も和子のことハグを

した。そう自然と・・和子が

そうしてくれたように。