黒味岳に登るとき

VESPAというジェル状サプリメントを一人ひとつ持って登りました。

山登りしながらあわよくば脂肪燃焼しないかな・・・みたいな。

ベスパは山用品店の食材コーナーにあって、

「天然アミノ酸100%」というところに惹かれて

(野生のスズメバチから抽出した、そうですが・・・蜂ってアミノ酸でできているんだ~

確かVAAMとかも蜂でしたっけ?)

お試しにっと買いました。

早速、登り途中で相方が一口飲んでみたところ・・・
苦虫を潰したような顔・・・ってこういう顔なんだろうな。

って顔してました。

お酢に、ほのかに蜂蜜が香るような味で

こういう、スポーツ前後に飲む栄養剤にはよくある味だと思います。

相方は酢ドリンクがあまり好きではないようで

(新宿へ山用品を買いに行った帰り、

止めたのに豆乳とお酢のカクテルジュースを飲んで

同じような顔をしていたのを思い出しました。)

「これからは、素材の質の良さよりも味を選ぶことにするぅ・・・」

と呟いてました。

しょうがないので?

お腹を壊して固形物を食べられないぽちょが二人分を吸収(笑)

元気が出たかは不明ですが

その後はMichael Jacksonをはじめ、色んな歌を歌いながら登っていました。

黒味岳分れまで戻り

投石平までの間は緩やかな下りなんですけど

ずっと「野ブタをプロデュース」(でしたっけ?)のエンディングを歌ってました。

ドラマを観ていたわけではなく、歌も全部知らないのでサビの部分だけ。

(笑)

歌いながら音符あっという間に投石平に到着。

ぽちょのぽちょによるぽちょのためのつぶやくブログ-Image276.jpg

さっきまでいた黒味岳です!

屋久島の高い山々には大きくて変な形の花崗岩がどかんどかんあります。

屋久笹の青々とした大地に囲まれた白い大きな岩。

なんか不思議の国に紛れ込んだみたいですよ。

もしくはシュールレアリスムの絵の中。

映画「もののけ姫」でモロの住家みたいな岩屋もたくさんあります。

宮崎駿監督は屋久島に来てイメージボードを仕上げたっていうのが有名ですけど

絵かきのインスピレーションをかきたてる、異空間な感じがします。

縄文杉より下の、苔むした森も魅力的ですが、

そことはまた別世界です。

この頃から、お天気娘晴れの威力もここまでかっ

と思わしき、ガスが上がってくるのが見えます。

山の天気は変わりやすいですし

ましてやここは屋久島ビックリマーク

ガスがときどき登頂部を隠すため、

少しでも早く行こうというということになりました。

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

しかしここからが長い。

まさに縦走ビックリマークビックリマークビックリマーク

まず、グワワワって一気に登って

筑紫岳、安房岳、翁岳を右手にみながらひたすら歩く。

笹の中にたくさんシャクナゲの木があって

蕾もちらほら。

これらが全部咲いたらスゴイだろうな~という感じです。

5月末から6月にかけてですけど

梅雨にもぶつかるため躊躇してしまいます。

でも本当に多いです。

雨でも見たいかもしれません。

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

栗生岳(1867m)の手前
(この山を宮之浦岳と勘違いすると、気力が一気に落ちます。)

水場で水を確保して

お昼ご飯ですナイフとフォーク

本日はイタリアン贒パスタですキラキラ

相方はカルボナーラ

私はナポリタンキラキラ

とはいえお湯を入れて待つだけです(笑)

味はナポリタンのほうがトマト味が濃くておいしかったように思います。

晴れた日に山で食べるというだけで美味しいんですけどね音符音符音符

(このあと、私はまた苦痛に襲われるわけですが。)

ε=ヾ(;゜ロ゜)ノ

ひたすら登り。

自分の行くべき道が見えている・・・

いいのか悪いのか・・・

栗生岳を登りきってやっと拝める宮之浦岳。

たぶん色んな屋久島本に載っている、あの宮之浦岳の姿。

さっきまでのガスが消え、

空の青。

笹の緑。

岩の白。

そんだけ

ああ東山魁夷の世界だ・・・
なんて思いながら

一歩一歩身体を持ち上げる。

このときは相方が先に歩いていた。

ひょいひょいと登り、マイペースな私を待つため後ろを振りかえる。

「あともう少しだよ!」

とかなんとか励ましてくれていたけど聞こえていませんでした。



とにかく登りました。

一歩ずつでも踏み出せば必ず頂上に着くんです。



宮之浦岳登頂ビックリマークビックリマークビックリマーク



12:55ビックリマークビックリマークビックリマーク

7時間強の山登り。

しかし残念ながら、登りきった瞬間にガスってしまい

遠くの海見えずあせるあせるあせる



でも来た~ビックリマーク

来た~ビックリマーク

来たよっ

私はここではじめて屋久島に来たという実感が湧きました。



大学時代、雨で川が洪水していて徒渉ができなかった。

私を含めたリーダー層三人で頭を付き合わせ

登るべきか断念すべきか検討した。

ものすごい勢いの川。

川底は見えないし渡れる石や岩もない。

私以外はみんな男の子で体格もいいから腰までつかったらなんとか行けるか?

私だって行けなくはない。

でも、中で足を滑らせたら流されること間違いない。

でも、主将は、半年前から練り上げた屋久島縦走。

みんなこの山行に向けてトレーニングに励んだ。

それを出し切れないまま断念するのか・・・

悩みに悩んだ揚句

下山を決定しました。

下山を決めたあとの吹っ切れた感じは楽しくもありましたけど

あの時の、主将の悔しい気持ちみたいなものをずっと引きずってきた気がします。

山は逃げないけど

このメンバーで屋久島に登れるのはこれが最後・・・
やっぱり悔しかったです。

あの時の見られなかった景色が、今、広がっていると思うと

感無量でした。



ちなみに

大学卒業後数年で、主将は奥様と屋久島リベンジしていますので

私が思うほど感傷には浸っていないかもしれませんけど。



とにかく、

九州最高峰ビックリマーク1936mビックリマーク

「エイドリアーンビックリマークビックリマークビックリマーク

つづきます。
(・∀・)