小野田ガト
これまた、初演のかっきーを超えるのは至難の業
踊れる歌えるかっきーと比べられちゃうのは仕方ないけれどね
小野田君なりの変化としては、「ニャー」を多用
多用すぎじゃない?と思うほど「ニャーニャー」言ってたね

そして、「人生を楽しもう」のラスト
かっきーの締め方を味わっちゃっている客としては、物足りなさを感じてしまうわけ
ノリのいいナンバーだから、客席からも自然と手拍子が生まれるけれど、最後がさ、音を上げてくれないとさ、盛り上がりきれないわけよ、見てる方としては
小野田君には期待しちゃダメなのかと思っていたら、中盤から上げ始めた小野田ガト
「おぉ!上げてきたー!」とテンションあがる
毎回ではないけど、頑張ってくれた小野田君に感謝ですよ
何回かは大満足なナンバーとなったもの
あっ、再演で、アミーゴに名前が付いた
ホセとカルロw

初演から変わったこの芋虫・うさぎ・エルガト
この3キャラが一斉にキャス変されたのは正解だった
一人でも残っていたら、たぶん雰囲気まとまらずだっただろうしね
終わってみればこれでよかったと思うのです。


美里陛下
陛下―!素晴らしかったです。
なんなんですか、あの歌唱は
×3に慣れていた私には、×4で攻めてきたときには度肝を抜かれたよ
いやーすごいね、陛下
その日のコンディションなのか、テンションなのか、回数は変えていた
前楽日なんて、マチソワ両方とも×4で攻めてきたからね
すごい!
指揮者を煽りながら、そしてそれを聞いた帽子屋様がしゃがみこんで床に中指を立てて、いじけちゃう程なんだから
帽子屋様としてはやっと出番がきたのに、陛下に取られ、そして喝采もとられてしまった結果に、嫉妬ですよね当然
陛下としては出番は少ないのに、相変わらずの存在感でした
日替わりと言えば、「首をはねます」のはずが、時々「首をはねる!」と強気な陛下
ご自身の車幅が分からずスタンドマイクに激突するハプニングはあったけど、めぐさんファンとしては、「素のめぐさんの爆笑」を引き出してくれたことに感謝です

松原モリス
ごめんね、初演時はイラッとしてた
帽子屋様の周りをうろちょろ、何してんだ!と勝手にイラついていただけなんだけど
ノリエムのインタビューを呼んでからは、モリスへの考えが変わってね(←単純)
全然イライラしない私・・・
全体的にいえる事は、今回のアリスは、それぞれのキャラクターの意味が、ダイレクトに伝わってきたってこと
アリスの一部であるそれぞれがどういう意味があってアリスの中に存在しているのか、分かりやすくなっていたってこともあって、モリスの存在も同じく分かりやすくなっていたのです
だから、帽子や様にまとわりついていても、雰囲気を壊しちゃうことも、モリスを理解出来てきたからこそ受け入れられた
というかね自分自身にもナイトや芋虫と同じようにモリスが居る事が分かったから


さーて、帽子屋様めぐさん
待ちわびたの、やっと出番が来た!
真の主役のまさに見せ場だ!

帽子屋様は、めぐさんの当たり役だと思っているので、再演をどれほど待ちわびていたか
初演以降も、「マッドハッター」は聞いていたけれど、KQでの「マッドハッター」はすごかったのよ
とにかく、椅子から吹っ飛ばされるかと思った
迫力がまし、怖さがまし、でも惹きつけられる魅力があふれていて

そんな帽子屋様が帰ってきた
初演時との違いは、ネイルの色
スターファイルのインタビューの最中にめぐさんの中でひらめいたネイルの色
(メンフィス制作発表で色を変えて、翌日の公演ではそのまま出ちゃったけどね)
見た目的にはヘアスタイルが、ちょいと爆発気味ww
そして、首にはチョーカーが全衣装についた

そして、とにかくチャーミングな面が増えたということ
帽子屋というキャラとはかけ離れているようにも感じるけれど、それが帽子屋としての作戦なわけで

しかし、可愛い帽子屋様
なんてキュートなんでしょう
初演から変わらないリアクションもあるけれど、可愛さパワーアップしてるし

一番の変化はね、表情と声色の変化
コロコロ変わる帽子屋様の表情と声色に目も耳も離せない

陛下御登場シーンやクロエとのお散歩シーンでは、器用な帽子屋様を展開
いろんな帽子屋様の表情が見えるけれど、すべてはアリスを乗っ取る為の策略
で、表情を見ていると、アリスの中で起こっている勢力図が見えてくるというのも帽子屋様あっての事だと思うんだよね
笑ったり楽しんでいる時は、帽子屋勢力拡大中
怒りや怒鳴っている時は、帽子屋勢力縮小中・・・という風に

ドア前でお茶飲んだり
ささやいて歌ったり
なぞなぞ出す時、わざとらしいリアクションをしたり(アリスや芋虫のように昭和ww)
芋虫をからかったり
ナイトを無理やり押しやったり
エルガトの首に突き刺したり、帽子を奪っていったり
「首をはねます」と言われて、「首?手首?足首?」と体中の「首」を指差してふざけてみたり
アリスを抱きかかえて連れ去ろうとしたり
踊りの振りを間違えたモリスに突っ込んだり
モリスへの突っ込みは、きつかったり、無視だったり、容赦なく叩いたり
陛下の歌浴びたり
陛下のバックコーラスしたり(←これ、楽屋での風景を想像しちゃう。あんな風に楽しそうに遊んでるんだろうなぁ。)
「ハウス!」「整理整頓!」「スペース開けよう!」「お前は遅い!お前はうざい!」「ほんとに遅いオレンジ!」「煎茶ってなんだよ!」

そして、「勝利者は私だ」
これはもう、怖すぎて怖すぎて毎回泣いてしまっていた
一幕からそれまでの展開で笑えれば笑えるほど、怖い
まさに、緩急でやられる

そして、アリスの中で帽子屋勢力が強まった時、いくら周りが結束していても、帽子屋様は爆発するのです

舌打ちしてみたり、ゆびでこまねいてみたり
歌声はもちろん言うまでもないんだけど、途中のセリフ場面が更に怖いのよ
言い聞かせるように語る帽子屋の言葉
アリスへの言葉ではあるけれど、自分の中にも響いてくる

そして、凄惨なラストは、毎回様子が変わっていた
とにかく冷酷だったり、状況がおかしくて仕方なかったり、時々切なそうな表情を見せる時もあったり
そして、クロエの手にキスをしたり、ナイフを自分の頬に這わせたり・・・
怖がるあまり騒ぐ4バカたちに「うるさい!」と本気の叫びが出たり・・・

とにかく、毎回怖かった
めぐさんの中にどれだけの引き出しがあるのかと不思議になるくらい
めぐさんがあのときばかりは、完全に帽子屋様化している
だから、悲しくなる
めぐさん、怖いよ・・・と

でも、それが濱田めぐみであり、ここまで帽子屋を自分の中に入れて演じられる女優はめぐさんしかいないと断言できる

そして、フィナーレで、帽子屋様なりの笑顔を見せてくれるから、笑って帰路につける私です

そーは言っても、帽子屋という存在のみを体の中に入れるって、想像を絶する

「キツイ、しんどい」
このワードは、帽子屋様を演じている時以外では、めぐさんの口から出てこないもの

本当にご苦労様




で!
アリスと言えば、アンサンブル!
もちろんメインの方々の素晴らしさもあるけれど、アリスは、特にアンサンブルの力が絶大!

こんなに踊れる方たちが、汗だくになり全力で踊る演目はないよ

個人的には「ワンダーランド」の男性アンサンブルがツボ
しかも、コスプレや女装ではなく、男性陣のふくらはぎが美しいのよ
タイツ履いているけど、その筋肉の盛り上がりっぷりがww

めぐさん出てないのに、オペラグラス使うのはこのシーンくらいww



見れば見るほど、それぞれのキャラの意味が深まる
自分を受け入れよう
いろんな感情や思考をもっている、それが自分
どの要素も全てが揃って自分だってこと
自分の嫌いなところはあるけどさ、それを短所ととるかは自分次第
そう、司令塔はワタシ

こんなにワチャワチャしてて、騒がしいのに、ラストは、ジーンとこころがなるのがアリス・イン・ワンダーランド

本当に好きな作品


まだまだ、書き足りないけれど、いくらあっても足りないので、終わり!

名古屋でどんなめぐ帽子屋様に会えるか、どんなワンダーランドに迷い込めるのか、楽しみ楽しみ。



物販は、初日はアリスコスプレしていた店員
二日目からは衣装のみ
終盤に売れ切れも出てきてた…


そうだ!
カテコ

これも毎回楽しませてくれた安蘭さん

めぐさんに、ペガサスを渡してくれた安蘭さんが素晴らしすぎる!
ペガサスに乗るめぐさんw
貴重すぎる!