最近は、毎公演をブログで記録する時間が無く、フォト蔵で残していたので、ここではめちゃくちゃ久しぶりな記録



2年ぶりの再演。
青山劇場で上演される最後のミュージカルがアリス。
青劇(円形含む)が無くなってしまうのは本当に切なくて、通いにくいってのが難だったけど、最後がアリス・めぐさんで締めくくれたことは幸せだなぁって思うわけですよ。



さてさて、再演はどうだったかというと・・・

案の定、かよい通し・・・

アリスの作品は、本当によい作品だと思う。

普通のミュージカルとは違う。

キャストたちが、「紅白歌合戦」と表したように、わちゃわちゃと楽しい時間。

再演で、変わってしまったキャストたち。
当初は不安でしょうがなかった。
そりゃそうだよね、初演のインパクトは大きいし、ひとは誰でも変化を嫌うわけだから。

という事で、それぞれのMyツボを羅列・・・


アリス
開演前のビジュアル公開で、前髪がないーー!となりまして
可愛いね。でも、相変わらず着た切り雀だったww

確実に初演よりアリスは母だった。
そして、安蘭さん。
今回は最後までのどが持って良かった・・・
初演のCDは、のどが持っている間に収録すべきだったと思うのよ。
初日は、調子悪そうだったけど、2日目からは、安蘭けいここにあり!って感じ
迫力あって、おっとこ前でww
他のキャストたちへの突っ込みも精度を増し、自分への突っ込みもww

②の扉の前での転倒では、いろんなバージョン
「何にもないじゃない!」「石?バナナの皮?」「どーせ何にもないんでしょ!・・・ほら何にもない!」「(寝そべったまま手足を上下に動かしてシャチホコのような形で)起きられない!!」「何にもないじゃない!最近こういう事よくあるのよ。おかしいわよね。」

「一人じゃない」ではける時
「バッハハーイ」がノーマルで、「バイなら」「バイチャ」とか
昭和な言葉で爆笑ww



禅ジャック
もう、裏切らない面白さ
再演が決まった時には、早めにお願い!と懇願していた禅さん
再演では、ダンスが増えているというまさかの展開
毎回毎回、汗びっしょりになりながらも、必死に踊り、4バカを引っ張るナイトが愛おしくて愛おしくて
4バカの内、3人が変わったけれども、禅ジャックが居ることで、安心感があったなぁ

ナイトといえば、「君のヒーロー」だけど、必死に踊り歌った後の、招待状贈呈シーンは、最終週になってから、禅さんが壊れ始めたww
フィンガースナップしながらウェストサイドストーリーのような振りでアリスに近づいた行ったり、大きく足を振り上げたり、くるくる回ってどこが前方だからわからなくなったり、そうこうしていると、内ポケットの招待状を掴み損ねてワタワタしたり・・・
おかしくてしょうがない
笑わせようとはしてるんだろうけど、それがナイト・ジャックの本質というか
一生懸命なのに伝わらない、不完全な・・・
なお愛おしいww

お茶も一捻りが楽しかった
「伝統的なアールグレイ」「黒烏龍茶」「俺的には黒烏龍茶」、そして「煎茶!」
東京楽では、「モリス!これなに茶だよ!」と変化球ww
ここは、めぐさんも奈落でちゃんと耳を澄ませて確認しているし
アリスが「これなに茶?」と聞かない限り、禅ナイトも答えられないので、毎回あるとは限らない貴重なシーン

ニューヨークシーンでも、前回とは一捻り
中盤くらいからだったか、クロエに問題を出し始めたジャック
「さて問題です、ママは本当にちょっとだけなんでしょうか・・・あんな足ふらふらしてるのに・・・」
クロエへの絡みも日に日に増し、ふうかクロエも「パパ!やめて!シーッ!」ってね

そんなふうかクロエ
充希ちゃんからのチェンジだけど、髪形もロングからセミに変わっていた

制作発表やお茶会で聞いた普段のアニメ声が心配だったのが正直なところ
初日に初めて歌を聴いたけど、ややアニメ声は残っていたり、ピーターパンのような男の子の声だったりもして、この子はいろんな声が出せるんだなぁと感心した
「アパート8のA」は少し不安定だったけど、「みんなアリス」の「目を覚まして帰らなくちゃ元の世界、何もかもが片付かない世界へ」はきれいな歌声
ここの歌詞は非常に重要だから、聴かせてくれないと困るところだしね

しかしまぁ、クロエはいいよね
帽子屋様にお散歩に誘われるなんて・・・贅沢ww


芋虫新納
新納さんがアリス加入になってくれて本当に良かったとおもった再演
踊れるし歌えるし、芝居も出来るし、説得力がある
アドリブをしても、イラッとしないのは新納さんだからw
ワンテンポ遅い芋虫のリアクションは、「じっくりゆっくり焦らず」だからこそ
頭の回転が悪いととらえられそうな反応も、きわどい所で踏みとどまっていた
陛下の説法を聞いたときの「素晴らしいお言葉」と言う時の芋虫新納の目の輝きったら、涙でそうなくらい
あんなに無垢な芋虫もいないよね
でも、突っ込みは冴えわたっていて、禅ナイトへの「それ今ウサギが言ったのよ」というタイミングが神がかってる
これは、初演CDを効けば一聴瞭然
素晴らしい!
後半では、モリスに「ナメクジ」と言われてしまう芋虫新納
めげずに仕返しする芋虫新納でした
そして、アリスと同じく、リアクションが昭和なのですww



平方うさぎ
とにかくデカい(アリスにも「デカいし重い!」「普通の兎よりでかいんだから!わかってる?」と言われる始末w)
そして、汗だくww
万里生くんのうさぎを超えるのはかなり至難の業
あの怖がりかたとかかわいさは、相当な壁
平方君なりのうさぎ像
当初は踊っていなかった「君のヒーロー」も、中盤からは踊り出し、そしてついには、あのジャンプも出たww
しかし、ダンスとジャンプを両方やってくれる日はかなりレアな結果となっちゃったのは残念
あのジャンプが無きゃ、うさぎじゃないよ・・・

全体的には、怖がりでかわいいけれど、やはり固いなぁって思うわけ
いや、よかったんだけどね
ルイス・キャロルも、綺麗に唄っていたし
セリフ以外の小さな言葉も出てくると面白いんじゃないかと
素はかなりの天然さんらしいのでね
大阪を経て、名古屋でどうなるか楽しみな平方うさぎ


②へ続く…