東京都港区のマンションで11月、一人暮らしの女性が偶然、自宅のトイレに閉じ込められた。叫んで助けを求めても扉をたたいても気づく人はなく、入院中の母の連絡がきっかけで8日目に救出された。大都会の死角。「誰にでも起こり得る話」と危機管理の専門家は警告する。

 閉じ込められたのは下田洋子さん(63)。11月4日午前1時ごろ、寝る前にトイレに入ったとき、ドアがひとりでに閉まった。驚いてドアを開けようとしたが、びくともしない。トイレ前の廊下に立てかけた「こたつセット」の段ボール箱が倒れ、ドアと壁の間にぴったりはまってしまったのだ。

>>続きを読むasahi.com(朝日新聞社):2010年12月16日
東京都中央区の銀座眼科でレーシック手術を受けた患者が、角膜炎などを集団発症した事件で、業務上過失傷害容疑で逮捕された元院長の医師溝口朝雄容疑者(49)が集団発症が始まる直前、滅菌器を使った手術器具の滅菌について「自分がやるからいい」と、従業員にはやめさせていたことが捜査関係者への取材でわかった。

 しかし、溝口元院長は滅菌器を使わず、オゾン水で洗浄するだけだったという。警視庁は器具の滅菌を怠ったことが発症を招いた一因とみて、経緯をさらに調べている。

 捜査関係者によると、銀座眼科は2006年8月の開業以来、患者が感染して角膜炎などを発症する例はほとんどなかった。しかし、08年9月から急に増え、09年1月にかけて七十数人が角膜炎などを発症した。

>>続きを読む 2010年12月9日.asahi.com

「子どもがほしい」という夫婦の思いを他人からの卵子提供でかなえる。日本では家族関係が複雑になるなどの懸念からほとんど取り組まれていないが、米国では保険もきく一般的な不妊治療として定着している。提供者への謝礼が300万円近くに達することもある。日本からも多くの人が向かう、そんな「卵子ビジネス」の現場を見た。

 「他の女性が妊娠できるよう助けてあげてください」

 ニューヨークにある名門大学、コロンビア大のキャンパスには、こんなポスターが張られている。同大学産科婦人科学教室が、学生に卵子の提供を呼びかけるものだ。

2010年12月6日 asahi.com(朝日新聞社))