今日はNゲージ鉄道模型、また変なタイトルですが😅実際台車をオーブンで焼いています。塗装の乗りが悪いPOM樹脂にしっかり塗装する方法、netで記事を見つけて自分も試してみました。結果は..効果を感じられたと思います😄。

 

いつもご訪問頂きありがとうございます。以下本編です↓。

 

オーブントースターを買いましたが料理に目覚めた訳ではありません😅。温度調節機能が付いている中で安いものを選びました。3000円台ならま~いいかな。鉄道模型に使うのと餅やパンを焼くのが同じというのはどうも..と思ったので既存のものは模型用途には使わないことにしました。

 

写真はPOM樹脂が使われているであろう模型部品です。想像が入りますが台車、カプラー及びその周辺、幌パーツが該当すると思われます。polyoxymethyleneの略でポリアセタール樹脂と呼ばれたりもします。高い強度を持ち摩耗しにくいため台車などに使われるんでしょう。車輪掃除に使う溶剤に侵されにくいというのもあるかもしれません。鉄道模型プラ部品の中では断トツに硬いと思います。例えば台車マウントカプラーのポケットを切断するのに通常のカッターではだいぶ苦労しますし危ないです。超音波カッターを使わないと怪我しそうです😅。

 

POMは塗装の乗りが悪いという欠点があります。以前からコキ50000等に使うTR223黒色台車が足りないのでグレー台車黒塗装をやってきましたが、すぐに剥げて来てしまいます。(写真はパーツケースに保管してあったもの、他の台車と擦れ合ってこうなったと思われます😅)。

 

何とかならんかな?と思いっていたところ、TAMIYAのファインサーフェーサーで下地塗装し、オーブンで焼き付けると塗膜密着が強固になる というnet記事を見つけまして..オーブンが必要なのでどうすっかな?と暫く放ってあったんですが今回やってみることにしました。サーフェーサーはこれまでも使っていたので、オーブン焼きが追加になる形です。

 

見つけた記事では120℃で温めていたのでやってみたら..やっちゃった😅、5分ほどで溶けてしまいました。POM(コポリマー)の融点が150℃程、位の知識はあったのでまさか120℃設定で溶けちゃうとは思ってもみませんでした😞。

 

これはしっかり条件出しが必要だ と最低の80℃から試します。10分加熱しました。

 

効果は感じられました。これまでの焼付け無し(写真奥)はドライバーの先端で軽く擦ればボロボロと剥がれ落ちましたが、加熱したもの(写真下)は結構しっかり擦らないと塗装が剥げませんでした。確かに塗膜強度が上がっています😁。再度溶かすとショックが大きいので余っていた西武新101系の台車(FS372 KATO製)を使っています。

 

もうちょっと行けるかな?と100℃設定15分でやってみましたが写真下(黒塗装はかけていません)、若干溶けて矢印の刻印が見えなくなっています。100℃設定は危ないみたい..

 

ということで暫定で90℃ 15分焼き という条件を設定しました。トレイとの接触面積が少ない方がいいだろうと思ったので金属製クリップの上に載せて焼いています。なおPOM樹脂は色々な特性の製品があり模型メーカー、製品や部材によって異なる物性のものが使われているかも知れません。オーブンの温度制御も色々でしょうし、最適条件が異なる可能性は高いと思います。いつも書いていますがもしやってみようという方がおられたら自己責任でお願いします。

 

サーフェーサー→焼き付け→通常の黒色塗装とやって、1両分2台のTR223を作りました。剥げていなければ見た目は何ら変わりません。使っているうちに塗装が剥げてくることが無くなるよう期待です。

 

コキ51080で使います。10-1317 グレー台車11両セットに入っていたものですが、20両編成化で国鉄~JR初期のコキ50000編成に移ってきました。黒色台車が足りないのでグレーに塗装をかけたものを使います。以下記事に書いた時↓はオリジナルの黒台車で揃えたんですが、長編成化で足りなくなったのでやむを得ずです。

 

 

TAMIYAのサーフェーサー塗装後焼き付けをするとどうして塗膜の密着が良くなる?のメカニズムがよく分かりませんが、効果は実感できたので良かったと思います。台車以外にもPOM塗装をやっているところはあるので、応用できるでしょう😁。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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